【地域経済】マツダのお膝元、広島の自動車部品各社が"系列外"模索 [10/15]

■国内市場縮小で生き残り

ダイハツ工業の軽乗用車「ミラ」の車体が、３日ほどかけてバラバラに分解された。
広島県呉市の県立総合技術研究所西部工業技術センターの一角にある「ベンチマー
キングセンター」でのこと。会場には県内の自動車部品メーカーなど約４０社の
関係者が集まった。

施設は部品メーカーなどが市販車両を共同購入して研究し、様々な完成車メーカーが
求める技術に対応できるよう、ひろしま産業振興機構カーエレクトロニクス推進セン
ターが２００９年７月に設立した。ミラの分解は「ダイハツとの商談会で、充実した
技術提案をするため」（岩城富士大(ふじお)・推進センター長）だった。

マツダのおひざ元である広島の部品メーカーに「系列外」の取引を模索する動きが
広がり始めている。

「系列にこだわる部品会社は生き残れない」。ドアロックなどを主力とするユーシン
（東京）の田辺耕二社長は強調する。かつてマツダ系列で主力工場も広島に置くが、
１９９６年にマツダが米フォード・モーターの傘下に入ってから他の自動車大手との
取引を増やし始めた。今は世界中の完成車メーカーと取引がある。

ユーシンは最近、国際営業の強化に向け、英語が堪能な社長候補を公募して話題に
なった。これを「人ごとではない」ととらえる部品メーカーは少なくない。

自動車大手の海外展開や少子高齢化で、日本市場は縮小が避けられない。国際競争で
強まるコスト削減圧力には、国内外を問わず取引先を開拓し、販売数量を増やして
応えるしかない。

マツダが０９年９月に小型乗用車「デミオ」の現地生産を始めたタイには、広島県から
シートメーカーのデルタ工業（府中町）など約２０社が進出した。多くがマツダと
歩調を合わせた格好だが、「新たな取引先を見つけたい」（部品中堅）という本音も
聞こえてくる。

日米欧の自動車大手は、タイを世界の新興国市場への輸出基地とし、現地での生産
体制を強化している。

広島銀行は０９年４月、バンコクに駐在員事務所を設け、進出企業が現地の銀行から
融資を受けたい場合の仲介業務などを手がける。末次功所長は「タイは限られた地域に
国内外の完成車メーカーが集中し、部品メーカーは系列に縛られず幅広く営業できる」
という。タイで培ったトヨタ自動車やホンダとの関係を足がかりに、インド進出を
検討する部品メーカーもある。

最近の急速な円高は、自動車大手に一層の海外展開を促している。マツダも、国内
生産を守りつつ国際競争を生き抜くには、絶えず部品コストを削る必要がある。
「部品の輸入を増やさないと、海外で現地生産するメーカーに太刀打ちできない」
（証券アナリスト）との見方もある。

系列取引による「共存共栄」は難しくなった。広島の部品メーカーも、自力で世界を
視野に入れた戦略を練る必要に迫られている。

●世界各地の完成車メーカーに取引先を広げたユーシンの海田工場
http://osaka.yomiuri.co.jp/photo/20101015-116745-1-L.jpg

◎http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20101015-OYO8T00256.htm

◎関連
【地域経済】岐路に立つマツダと広島 [10/14]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1287025837/

二番煎じ

遅すぎだろ。

パクリのマツダ（笑）

まぁ半年に一回コストダウンされてりゃ、下請けは遣っていけんわな…
しかも一度に7〜8%だからな〜
親会社の景気が良くなっても下請け会社は、生かさず死ね状態
潰れずに残った所とだけ取引する、正に下請けは奴隷そのもの…
そんな会社で働いている人達は、毎年給料は減るしボーナスなんて全く無いのが当たり前。
別にマツダがやってるとは言わないけど、まぁ推して知るべしって感じだな…
この業界を一言で現すと、生き地獄。
無職やニートの方が気楽で良いわ。

コストダウン要求で死亡、国内移転で死亡、海外移転で死亡・・・・・。
生き残ってる下請け部品メーカーは最低3回は耐えている。

>>6
次は円高で死亡だからな。

ほっといても資本があるとこ以外は潰れるか廃業で
勝手に寡占化が進むな

アクセラのLEDが、球切れしているのをよく見るが
部品の質が落ちてたんだな。