【コンビニ】ローソン、富山の「サンクス」77店舗を譲り受け [10/10/01]

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1依頼81-476@備餡子φ ★
 競争が激しさを増すコンビニエンス業界で大きな動きです。

 「サンクス」を県内で77店舗運営するなのはな農協の関連会社が、来年の7月以降、コンビニ事業をローソンに譲渡する
ことが決まりました。

 来年の夏以降、県内のサンクスの多くがローソンに変わりこれにより県内のコンビニの勢力が大きく変わることになる見通しです。

 なのはな農協の関連会社、サンクス富山はサークルKサンクスとフランチャイズ契約を結び現在、「サンクス」を県内で77店舗
運営しています。

 契約は来年7月1日に15年の満了を迎えますがサンクス富山では契約を更新せず、直営店13店を含む77店舗の運営事業を
ローソンに譲渡することで30日正式に契約を結びました。

 譲渡額は明らかにしていませんが、30億円を上回るものとみられます。

 サンクス富山では店どおし競争の激化に加え、店舗の改修やATMなど新たな設備投資によって、昨年度の経常利益は
およそ2億5千万円とピーク時の半分以下にまで落ち込み、経営が厳しさを増しています。

 一方、県内で111店舗を展開するローソンでは、効率的な商品の配送に加えより安い経費で一気に店舗開発を進めることで
ライバルとの差別化を図るねらいがあります。

 サンクス富山では契約満了の来年7月1日まで営業を続け、7月2日以降は新会社ローソン富山の下で店舗の改修に着手して
順次、ローソンとして開店していくことになります。

 ローソンでは各加盟店と新たに契約する必要がありますが店舗の改修費などについては「加盟オーナーに極力負担を
かけないようにしていく」と話しています。

 一方、契約を更新しないことについてサークルKサンクスは、「円満に解決できるよう協議を続けている最中で唐突だ。
加盟店との契約をどうするのかなど説明を求めたい」と話しています。

 業界最大手のセブン‐イレブンは、去年1月に富山に進出して以来、その地域に集中的に攻勢をかける独自のドミナント方式で
一気に47店舗を開店させました。

 今後も出店攻勢をかけて一気に店舗数を増やしていく方針です。

 今回の事業譲渡で来年の7月以降、現在111店舗のローソンがどこまで増えるのか、県内のコンビニ競争は今後さらに激しさを
増しそうです。

▽ソース:KNB NEWS (2010/10/01)
http://www2.knb.ne.jp/news/20101001_25606.htm