小千谷市の石材店「石政」(貝瀬政広社長)はこのほど、大地震で倒壊する恐れのある石の塔や墓石への衝撃を吸収する
「安震(あんしん)ゲル」の販売、施工を始めた。
愛知県のメーカーが開発し特許を取得した製品で、中越や中越沖地震で多くの墓石が倒壊する被害が出た本県で需要を取り込む。
工事は石の表面に特殊な接着剤でゲルのマットを数枚はりつけ、その上に石を乗せるシンプルな工法。
県内での知名度は低いが、全国ではすでに文化財の石灯ろうや約4万基の墓石に使われているという。
石政はこのほど同市平成の照専寺で、13個の石を積み重ねてある高さ4・4メートル、重さ4トン以上の「十三重の塔」にゲルを施工した。
実験では震度7まで効果が期待でき、効果は20年以上続くとしている。
ゲルは墓石1基3万円から。問い合わせは石政、フリーダイヤル0120-148317。
▽ソース:新潟日報社 netpark (2010/09/27)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/15917.html