【論説】金高騰をものともせず買い続ける強気筋--英Financial Times [09/27]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ライトスタッフ◎φ ★:2010/09/27(月) 00:37:29 ID:???
それは金利収入を生むこともなければ、食べることもできない。だが、間違いなく
売買することはできる――。金は史上最高値をつけているが、投資家はいくら買っても
満足できないようだ。

■「売りに回る兆候ほとんどなし」

米連邦準備理事会(FRB)による再度の金融緩和がドルの急落を招き、いずれインフレ
高騰をもたらすとの懸念が金を高騰させてきた。金相場は9月第4週に連日のように
史上最高値を更新。23日には1オンス=1300ドルをわずかに下回る水準で取引されて
おり、アナリストらは数日内に大台を突破する可能性があると見ている。

今年、混乱期の価値貯蔵手段とされ、将来のインフレの可能性に対するヘッジにもなる
伝統的な金の地位に賭け、金を買いあさってきたヘッジファンドとコモディティー
(商品)トレーダーは、目覚ましい相場高騰を経て、既にかなりの含み益を抱えている。

これは売りのシグナルかもしれない。だが、市場が現在バブルの領域に入っていると
考えている向きでさえ、相場が近く下落するという確信はないようだ。クレディ・スイス
のコモディティー販売部門を率いるカマル・ナクビ氏は「誰かが金を売りに回るような
兆候はほとんど見られない」と言う。

ヘッジファンドやプライベートバンクをはじめとした金の投資家と取引したり助言を
与えたりするバンカーの間では、これはほぼ共通した見方となっている。本紙(英フィ
ナンシャル・タイムズ)が9月第4週に接触した複数のバンカーは、金を売ろうとして
いる顧客は1人もいないと語っていた。金は 23日までの6営業日で、5度、史上最高値
を塗り替えた。

■大量のカネつぎ込むFRBの動きが背景に

10年間にわたって強気相場が続いている金は、様々な要因によって高騰してきた。

相場に最大の影響を及ぼしている要因の1つは、各国中央銀行の動きだ。銀行融資と
成長を促すために経済に大量のカネをつぎ込むFRBの取り組みは既に、後々、インフレ
を高騰させるとの懸念を引き起こしている。それが一部の人にとって、金を魅力的な
投資先にした。

さらに、過去20年間にわたり、年間需要の10%相当のペースで金準備を売却してきた
中央銀行が、今では買い手に転じている。

また、この2週間は一部の中央銀行の動きによって、金相場を支える要因となってきた
競争的通貨切り下げの見通しが強まった。まず9月15日に、日銀が約6年ぶりとなる
円安誘導のための為替介入を実施。続いて21日にはFRBが2回目の「量的緩和」を
始める用意があるとのシグナルを発した。 FRBの声明はドル相場を急落させた。

「ここへ来て、競争的な通貨切り下げが金相場を上昇させているという論理が、主流派
の間でかなり受け入れられるようになった」とナクビ氏は言う。「自国通貨の上昇を
望んでいる国は世界に1つもない。その結果、(資源や貴金属、不動産などの)ハード
アセットに対して通貨が切り下がる。金はその明白なバロメーターだ」(※続く)

◎元記事は2010年9月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE0E6E2E0878DE0E6E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
2ライトスタッフ◎φ ★:2010/09/27(月) 00:37:48 ID:???
>>1の続き

■存在感増すヘッジファンド

金市場で最も影響力のある投機筋の1つが、ヘッジファンドである。

ヘッジファンドの多くは金市場で、いつになく大きなポジションを取ってきた。トレー
ダーの話では、直近の上昇局面(7月下旬に1オンス=1160ドルを割り込んでいた
金相場は9月22日に1296.10ドルの高値をつけ、その間、12%上昇した)のけん引役
は、小規模な個人投資家よりも、むしろヘッジファンドやその他の資産運用会社だった
という。

金市場で最も傑出したヘッジファンドが、ポールソン・アンド・カンパニーだ。
米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向けの住宅ローン)市場の崩壊を正確に
予想したことで有名なポールソンは、330億ドルの運用資産の3分の1を特別な「金」
関連証券に振り向けている。

実際、金は同社にとって唯一最大のポジションだ。現物の金を裏づけとした米国の
上場投資信託(ETF)「SPDRゴールドトラスト」に対する投資残34億ドルは、現物に
換算して、オーストラリアが保有する金の量を上回っている。

歴史的に金を避けてきたファンドも、今では一段の相場上昇から利益を上げることを
狙ったポジションを取っている。数十億ドルの運用資産を誇るあるファンドは最近、
金が1オンス=1500ドル近辺まで上昇した時に利益を上げられるような取引を行った。

あるトレーダーは「この数日間でさえ、多くのヘッジファンドが金を買っている。
相場を動かしているのは、ファンダメンタルな要因ではなくテクニカルな要因だ」と言う。

ナクビ氏はさらに、多くの運用会社は厳しい夏の後、もうかる投資先を見つけるプレッ
シャーにさらされているとつけ加える。「顧客にはカネを動かして稼げという圧力が
かかっている。そうした中で、金は依然、良いシナリオが描ける」

■ソロス氏は「究極のバブル」との見方

多くのヘッジファンドマネジャーにとって、金投資は利益を生む可能性があるだけで
なく、ドルの為替リスクから投資先を多様化することで、ポートフォリオのリスク要因
を減らすこともできる。「為替取引として金を売買する方が、対円や対ユーロのドルの
取引に手を出すよりずっと確実だ」と、あるファンドマネジャーは言う。

今のところ、現物市場もさらなる下支え要因を提供している。通常、相場が最高値を
つける局面で増加してきた装飾品などの金スクラップの供給量は、驚くほど伸びが鈍い
状況が続いている。

金精製業者MKSファイナンスの取引・現物販売部門の責任者、アフシン・ナバビ氏は、
「相場がこれだけ上昇しているから、もっと多くのスクラップが出てくると予想して
いた」と言う。

このためアナリストらは、金相場には短期的にまだ大きな上昇余地があると考えている。
今の史上最高値も、インフレ調整後の実質ベースでは1980年につけた高値(現在の
価値に換算して約2300ドル)を大幅に下回っている。

もっとも、金相場の長期的な見通しについては、市場の見方は割れている。伝説的な
投資家のジョージ・ソロス氏は金のことを「究極のバブル」と評しており、9月半ばに
「相場は一段と上昇するかもしれないが、間違いなく安全ではないし、永遠に続くもの
ではない」と語っている。
3名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 00:42:29 ID:QW7vuYkR
金本位制を導入する気?
4名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 00:43:10 ID:RpHi0wQ4
支那がつぶれる
高官が逃げ出す前に紙くず元で金を買ってる
5名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 00:44:59 ID:6EIgivXx
金塊はニセモノだらけだと聞いた
素人が手を出してはいけない
6名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 00:47:58 ID:5WhrCosB
確かに、価値の下がり続ける金(ドル)は手放したい。
という世界的な流れがあるね。
7名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 00:50:26 ID:VJmKfjXt
円換算では最高値を更新していない。
8名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 00:59:26 ID:77ZCLo2Q
金なんて全部かき集めても時価600兆円くらいだろ。
そのうち流動性のあるのは半分もねえだろうし、ドルを刷り散らかせば騰がるに決まっとるわ。
9名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:06:36 ID:4Toe3VHf
>>8
それを1年前から言っていれば
君は天才と言われただろうけど
今言っても、野球の解説者と同じ
10名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:08:59 ID:HJCimJXB
最近は、夏ごろまでの「永遠の先高感」は薄れてきた感じがするぞ。
もっとも俺の感覚は早すぎるので年内はもつのかもしれんが。
11名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:12:35 ID:KcTJ3tqG
>>9
というか数年前から似たようなことは言われていたが
12名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:22:33 ID:77ZCLo2Q
>>9
当方としては、まだ資源全体におおよそ強気なのだが、特に金と銅の価格上昇の可能性が高いと思って、
ギアリング効果がでる金銅鉱株を買っているぞ。しかもよりリスキーな新興国で操業しているようなw
最近だと、IVNという金銅鉱株の調子がいいが、ここは順調なら第二のフリーポートマクモランC&Gになる。
ちなみに、リーマンショックのときに超絶ボロクソに売られたので、底値で買えてれば2年で15倍くらいになっているぞw
13うんこ:2010/09/27(月) 01:39:47 ID:Z4at7tq6
ゴールド最強!
14名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:42:44 ID:dqa7FuyO
銀は?
15名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:42:47 ID:Pk5HG/7J
金が高くなってるのではなく
全通貨の価値が、等しく暴落しているだけなのだろう
16名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:46:58 ID:pQVz26ue
金にはこの10年くらいで変な信頼感ができちゃったからな
暴落しても気づいたら元に戻ってさらに暴騰して
また暴落したと思ったら、ちょっとした弾みで暴落前より大いに上がって
再度暴落があっても、前回の暴落以前の水準には戻らず
徐々に切りあがっているという安心感が生まれてしまってる
この板でも、ここ数年最高値のニュースを見ては、
賢しげにニュースで取り上げられたからバブル崩壊とか、大衆が買ってるから暴落、嵌め込み乙と言われてたものだが・・・


・・・本当の暴落というかバブル崩壊が来るのはいつの日か・・・?
17名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:48:47 ID:Pk5HG/7J
まさに90年代の金の絶望の真逆だw
18名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:50:26 ID:wWZf/D8O
ジムロジャースによると2018年までは続く。
金は3000ドルが適正水準でしょ。
19名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:50:34 ID:pQVz26ue
俺みたいな意見が主流になってきたら逆にやばいんだろうなw
20名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:50:57 ID:77ZCLo2Q
>>14
シルバーはゴールドや銅より割安で枯渇性の高い貴重な資源ではあるが、いかんせん日陰者なのだよ。
貴金属としてのシルバーなんて大量に保管できないしね。
ゴールドは信用力の象徴、銅は経済成長に必須のベースメタルでありながら枯渇性が高い。
人気投票では分が悪いから割安に放置される。
21名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:52:04 ID:E4b4ue0O
ぶっちゃけ中国バブルの崩壊待ち
金価格は中国の発展と連動してる
22名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:52:37 ID:cQmew+fb
90年代末から商品先物会社は金売買を勧めていたな。
23名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:54:27 ID:Pk5HG/7J
商品先物会社は、90年代初頭の湾岸戦争時も、90年代中葉の円高の時も
同じように勧めてたがな
24名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:54:33 ID:AuIWYOA8
>>21
金だけじゃなくて、資源の高騰のほとんどに中国が関与していると思う
25名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:57:43 ID:77ZCLo2Q
>>21
ぶっちゃけ株の方の上海総合とかH株指数はすでにバブル崩壊済み。
中国首脳部も沿岸部の不動産は完全にバブルとの認識だろうが、
内陸の発展余地が残されている間は、沿岸部のバブル崩壊を吸収できるとの目論見だろう。
国有銀行は指導により、沿岸部不動産が一気に30%程度下落しても絶えられるバランスシートになっているようだ。
26名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 01:57:53 ID:pevBGbmX
中国というかBRICsの発展にどうしても資源が必要だしな
最近BRICsって聞かなくなったけど
27名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 02:03:12 ID:QaZLf3Q2
有事の際は政府に供出させられるから、当てにできる資産じゃないよ。
28名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 02:54:47 ID:vi3xhniN
相場というものは上げ下げを繰り返すものだがこういう上げ一辺倒の基地外みたいな相場ってあるよな。

「相場は天井において最も強く見え、底で最も弱く見える」と言うがさてどうなるやら・・・。
29名刺は切らしておりまして:2010/09/27(月) 03:01:15 ID:GRqakxeK
物が物、売りたい人が少ないんだから調整少ないのは当然。
30名刺は切らしておりまして
昔からずっと買い続けてたけどもう買うのやめた