【軍需】サウジとイランのおかげで潤う米軍需産業 [09/22]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
米国の軍需産業は、リヤドの友人に対してはその気前の良さに、そしてイランの
敵に対してはその軍事的脅威に感謝すべきだろう。
今回の世界金融危機では、米国の武器メーカーも打撃を免れることはできなかった。
米国議会図書館の議会調査局(CRS)によれば、2009年に締結された米国からの
兵器移転協定の総額は約226億ドルで、2008年実績の381億ドルから激減している。
ところが、ここに来て、サウジアラビアが670億ドルという大型取引でこの窮状を
救おうとしている。話がまとまれば米国軍事史上最大の注文となる可能性がある。
最近では、ほかの中東諸国も米国からの武器購入に乗り出している。
当然ながら、サウジアラビアによるこの大規模な取引(契約の第1期分にはマクドネル
・ダグラス製F15戦闘機の新規購入、および既存のF15の改良が盛り込まれている)は、
中東地域で懐疑的な態度で受け止められている。
■サウジアラビアが米国から武器を大量調達する理由
欧米諸国はこのところ防衛予算を削減しており、中東諸国は既に軍事支出が世界で
最も多いグループに入っている。
サウジアラビア国内には、今回の契約はオバマ政権に親善の意を示す一種のジェス
チャーだが、王国の利益にはほとんどつながらないとの見方が多い。サウジアラビア
軍は兵器を使うことよりも買うことの方がはるかに得意だというのがその理由である。
また一般市民の間では、兵器の購入は汚職や石油による収入の無駄遣いと結びつけて
考えられている。
最も奇妙なのは恐らく、過去の国王たちよりもはるかにお金を使いたがらないことで
知られるアブドラ国王が目を光らせる中で、今回の契約が締結されそうなことだろう。
同国よりも貧しいほかの中東諸国も指摘するだろうが、サウジアラビアが湯水のごとく
お金を使う時代は2005年、アブドラ国王の即位とともに終わった。
その後は武器の調達額も減り、取引は以前より厳しくチェックされてきた。近年では、
英国から戦闘機ユーロファイター・タイフーンを44億ポンドで購入した2001年の
取引が最も大きなものだった。
それなのに、サウジアラビアはなぜ今この時期に巨額の武器購入に踏み切るのだろうか。
状況を詳しく調べていくと、今回の行動はオバマ政権とは無関係で、同政権を支援する
というジェスチャーでもないことが分かる。同国のある防衛アナリストは、この取引を
国王に認めさせるにはかなりの説得が必要だった――実際、交渉は4年がかりだった
――うえに、そもそもこの話はブッシュ政権の時代に始まったものだと指摘する。
■イランに有利な方向に傾く地政学的バランス
サウジアラビアが契約交渉を進めたのは、中東地域の地政学的バランスがイランに
有利な方向へと着実にシフトしているからだ。
イラン政府が核開発計画を推進したり、イラクやレバノン、パレスチナ自治区などでの
紛争で今までよりも大きな影響力を行使したりする様子を見て、サウジアラビア政府は
不安を感じている。(※続く)
◎ソース(※元記事はFinancial Times )
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4505
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2010/09/22(水) 23:08:02 ID:???
>>1の続き
同国政府はまた、ほかのペルシャ湾岸諸国と同様に、もしイスラエルや米国によって
イランの核施設が攻撃されれば、自国の領土がイランの報復対象になりかねないことを
理解している。
かつて中東に対するイランの野心に歯止めをかけていたイラクのバース党政権はもう
存在しない。米国もイラクから撤退する準備を進めている。撤退後に生じる権力の
真空地帯には、イランが素早く進出することだろう。
サウジアラビアにこの10年間ダメージを与え続けたテロの脅威や、イエメンにおける
近年の内戦(サウジアラビアはイエメン政府軍を支持する形で介入し、シーア派に
属する武装勢力「フーシ派」と敵対している)も、サウジアラビア軍の将官たちが
より高度な兵器を強く要求する背景になっている。
確かに、中東地域で紛争が勃発すれば、世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアは
米国の軍事力を頼ることになる。だがオバマ政権は軍事費削減の圧力にさらされており、
負担の軽減と中東地域の同盟国の強化を望んでいる。
■米国からの自立
また、米国はもうサウジアラビアに軍隊を配備できなくなっている。領内への米軍
駐留は米国従属の印だというサウジアラビア国内の駐留反対論に配慮するために、
米軍は2003年に撤収を求められたのだ。
「この取引は自立にかかわるものだ。我々は態勢をきちんと整えなければならない」。
サウジアラビアのある防衛アナリストはこう語る。「国の防衛を米国の軍事力に頼って
いると見られるわけにはいかないのだ」
それでも、この自立に向けた努力から米国は大きな恩恵を享受できる。今回の兵器
購入取引には、かなり長期の保守整備契約や訓練契約が盛り込まれており、今後
何年にもわたって、サウジアラビアを米国と――そして米国の武器メーカーと――
結びつけることになるからだ。
日本も自立しないといけないわけか
4 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/22(水) 23:16:33 ID:k8g0QftG
死の商売。葬儀屋ではないことに注意。
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/22(水) 23:17:54 ID:gMZoozW/
米軍が引いた方が米軍需産業は儲かりそうだな。
アメの軍事費は削減方向だし。
自立して毎年の軍事費増(ここには米国の顧客としての意味もある)を支出するか
このまま米軍に頼って軍事以外の費用で支出するかの違いか
むずかしいな
つーか核もてないならやっぱ米軍に頼ったほうがメリットあるな
その裏で自国兵器産業を育てれるなら一番良いんだけど
7 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/22(水) 23:42:24 ID:cFBJZNYo
日本にも同じことが言えるね。
原子力空母を新規に発注すれば喜だろう。
陰謀論は飽きた。
>7
誤:空母
正:航空機搭載型護衛艦
10 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/23(木) 05:47:29 ID:joMiXJr5
いやいやそれを誰が動かすんだっつう話だよな、空母なんて持ってもさ。
先ず人を増やさないとなぁ、自衛隊。
12 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/23(木) 06:29:37 ID:FEkriC4m
アメリカ軍が日本にいることに意味が有るんだろ
日本が核持ったって中国の挑発は大して変わらんと思う
13 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/23(木) 07:28:04 ID:juzW6ddy
>>12 核を持つ事自体の意味は左程無いだろうけど
現実に核を持ったら、そのプロセスはかなりじゃないかい?
今は完全に舐められて日本が何処まで譲歩するか実験中としか見えない
ここでぶち切れれば、フリでもいいけど
国土保全のため憲法9条改正するぞカード
核の被害を検証するため核研究しちゃうぞカード
やっぱ情報は大切よねと内務省復刻カード
色々切って何処まで中国が譲歩できるか実験すりゃいい
14 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/23(木) 07:39:01 ID:joMiXJr5
実は中国首脳部は早晩中国のバブルがはじけることが不可避であることを
既に自覚していて、それを回避するために「おす、オラゴクウ、戦争やってみっか!」
という状況なのかな〜とか思ったり
15 :
名刺は切らしておりまして:
↓北朝鮮が攻めてくるぞ!!