1回限りのボーナス税として英国の銀行が政府に支払った総額は、6月時点の
当初予想を40%上回った。銀行ボーナスへの課税が幹部報酬の抑制につながって
いないことが示唆された。
ロンドンで21日公表された政府の統計によると、8月31日までに銀行が支払った
ボーナス税は総額35億ポンド(約4600億円)。オズボーン英財務相は6月、
ボーナス課税により25億ポンドの税収を見込んでいるとしていた。
ケーブル英民間企業担当相は前日、英銀が高額ボーナスの支払いを控えない限り、
党派を超えて議員らから「猛烈な反発」を招くと警告していた。政府は第2次大戦
以降で最大規模となる歳出削減策の導入を模索するなか、銀行報酬に対する国民の
反発を抑えようと努めている。
クレッグ英副首相は21日、英BBCラジオ4に対し、「現実離れした天井知らずの
高額ボーナスなどもってのほかだということを、銀行は理解しなくてはならない」
と発言。「銀行が正当化されないボーナスを支給するならば、われわれには極めて
重大な行動を取る権利がある」と続けた。
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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=abP6sAZW5Ag4 ◎補足/なんかよくわかんない記事になってると感じたので、
英国の『ボーナス税』について昨年12月の記事から引用しておきます
「英国政府は9日、銀行に対する公的支援の埋め合わせのため、銀行員の2万5000
ポンド(約360万円)以上のボーナスに対し、税率50%の1回限りの特別税をかける
と発表した」(2009.12.10 AFP)
http://www.afpbb.com/article/politics/2673170/5018475