【調査】米国 2009年の貧困率14.3% 1994年以来の高水準[10/09/17]

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1やるっきゃ騎士φ ★
米政府は16日、2009年の米国の貧困率が14.3%と、1994年以来の高水準に達した
と発表した。貧困者の数は4360万人で、51年前の調査開始以来最多となった。国勢調査局の
年次報告で明らかになった。

米行政管理予算局の定義では、年間所得が4人世帯で2万1954ドル(約188万円)未満、
1人世帯で1万956ドル(約94万円)未満の層を貧困層としている。

貧困率はアジア系を除くすべての人種で上昇した。
また18歳未満の子どもの貧困率は全体に比べ上昇幅が大きく、1.7ポイント増の20.7%
となった。

地域別では南部が15.7%で最も高く、西部は14.8%、中西部は13.3%、
北東部は12.2%だった。

09年は失業者も多かった。失業率は年初の7.7%から10月には10.1%に急増し、
その後年末にかけて10%に微減した。

また、健康保険加入者数が1987年の記録開始以来、初めて減少したことも明らかになった。

こうした結果を受け、オバマ大統領は声明で「国勢局の公表したデータは2009年がいかに
厳しい年であったかを示すものだ」「不況に見舞われる前から中間層の所得は低迷し、米国の
貧困人口は受け入れがたいほど多くなっていた。今回の結果は我々の仕事が始まったばかりで
あることを明確にしている」と述べた。

ソースは
http://www.cnn.co.jp/usa/30000242.html
2名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:08:10 ID:I+J+UjVe
日本で高いのは、公的年金を収入に数えてないから
3名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:10:13 ID:xkojkFQ3
ドル安誘導作戦です!

日本も本当の失業率を発表すべき!!
4名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:12:57 ID:GHh572zP
>貧困率はアジア系を除くすべての人種で上昇した。
ほう、やはり中華系や韓国系は景気が良いということなのかな?
5名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:13:12 ID:V7Z31Sis
>年間所得が4人世帯で2万1954ドル(約188万円)未満、
>1人世帯で1万956ドル(約94万円)未満の層
4人世帯のは問題だろうけど、
一人世帯で94万円は問題では無かろう。
持ち家と貯金があるけど、生活にメリハリを付けるために
パート、アルバイトってけっこういるんじゃないの?
6名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:14:16 ID:GHh572zP
アメリカはヒスパニックやら黒人やらが平均を落とすからな

多分、白人同士だと、日本の日本人同士よりも
平等なんだろうな
7名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:17:45 ID:GHh572zP
しかしなにより羨ましいのは
指導者が貧困をなくそうという態度を表明している所か
8名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:21:21 ID:I3k/wwBj
この貧困率が高まって社会における富の乖離が進むと
大恐慌が来るという説を唱えてる、割と有名な米人の経済学者がいたはず。

統計数値の取り出しようにもよるが、その説を裏付ける数字としては
9割以上の相関性が見られるとなってたような・・・・
9名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:51:37 ID:cmjhtaE4
■アメリカの貧困層〈1〉
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10650847421.html

 増田先生の新著「クルマ社会・七つの大罪(http://www.amazon.co.jp/dp/4569790208 )」は、
要は「アメリカ文明」の話なのですが、一番印象に残ったのは「砂糖を切望する欧州の人々のニーズを満たすため、欧州人によるカリブ諸国でサトウキビの大規模栽培と『工場生産』が始まった」というくだりです。
 アメリカの話じゃないじゃないか、と、言われそうですが、この種の「自国の欲望を満たすため、他国から獲ってくる」という発想が、現在のアメリカ(や欧州や中国など)に脈々と受け継がれているように思えてならないわけです。

 過去の欧米の植民地支配(及び、現在の中国特権層による人民支配)など典型で、根っこにある発想は基本的には「獲ってくる」になります。
歴史的に見て、後から欧米の帝国主義の真似をし始めた日本ですが、この欧米式植民地支配の発想の根っこの部分を全く理解していなかったのか、あるいは理解しても故意に真似をすることはなかったように見えます。
 朝鮮半島や台湾への莫大な投資(しかも、長期間かけなければ回収できない投資)を続けた日本のやり方は、明らかに欧州諸国の発想とは違います。

 日欧の違いは、戦後のODAにも露骨に出ており、欧州がアフリカ諸国などに「紐なし援助」(要は、条件のない支援)を繰り返すのに対し、日本は途上国の産業発展のためのインフラ整備に、日本企業が関与する「紐付き援助」を繰り返してきました。
結果は、アフリカ諸国に未だにまともな工業国(白人国家だった南ア除く)が存在しないのに対し、日本の周囲には競争力を高めた輸出国がゴロゴロ存在するという状況になっています。
 日本は、わざわざ自国の競合を自分たちの金で育てたことになります。とはいえ、「紐なし援助」でアフリカの一部独裁者の懐を潤し続けた欧州諸国に比べれば、はるかに好感が持てますし、わたくしは、日本がこの種のお人好しであることを誇りに思います。
 まあ、日本の周囲には、この「お人好し国家」に付け込んで来る国が複数あるので、もう少しわたくしたち日本国民は「国益」というものを考える必要があるわけですが、それは別の話。
 
 アメリカの話に戻ります。アングロサクソン系の覇権国家(イギリス、アメリカ)のエスタブリッシュメントたちには、この「獲ってくる」という発想が脈々と受け継がれています。
嫌な話ですが、この「獲ってくる」は「国内」においても通用する発想なので、どうしても国内に「獲られる人たち」が発生してしまうわけです。その点では、現在の中国の方が露骨に「獲る人」「獲られる人」に別れていますが。

 別に、青臭い平等論を口にする気はありません。単純に、歴史的に「獲ってくる」が基本だった欧米中といった国々と日本とでは、人々の発想の根っこも違うんじゃないか、と思っているわけでございます。
そして、最近の欧米中では、この「獲ってくる」式が限界に達し、国家の根幹を揺るがし始めたのではないかと思ったりするわけです。
10名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:52:52 ID:GLRgcV+q
乱射事件はまだか?
11名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:55:52 ID:cmjhtaE4
■アメリカの貧困層〈2〉
『One in seven Americans is living in poverty, Census shows
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/16/AR2010091602698.html?tid=nn_twitter

『七人に一人のアメリカ人は、貧困層:国勢調査より
 七人に一人のアメリカ人は、貧困層で、政府が統計を保有するここ半世紀で、最も高くなった。木曜日に発表された国勢調査による。
 昨年、不況の影響により、貧困層の割合は三年連続で上昇した。08年の13.2%から、09年には14.3%に、人数も4360万人に増加したのである。
 アジア系は、貧困水準に実質的な変化がない唯一の民族だった。他のあらゆる人種と、ヒスパニックは貧困層が増加した。
 加えて、5100万人のアメリカ人は無保険(三橋注:健康保険のこと)層である。健康保険加入者は、2億5500万人から2億5400万人未満まで低下した。政府が1987年に統計を取り始めて以来、減少は初めてである。
 わずか650万の人々しか仕事を通じて保険に加入しなかったので、実態はより悪いだろう。しかし、それは政府提供の健康保険(三橋注:恐らくメディケイドのこと)が激増することで相殺された。
 30%以上のアメリカ人が、現在は政府の支援を受けている。
「我々が見た全ての失業者にとって、政府の支援こそが彼らを『貧困ライン』の上に保っている。」
 アメリカン・エンタープライズ研究所の公式研究員で、メリーランド大学の公共政策教授であるDouglas Besharov氏は、AP通信にこう語った。
 厳しい統計は、およそ三年前に始まった不況の深刻さを反映しており、2ヵ月後の中間選挙に影響するかも知れない。(中略)
 Prince Williamの居住者キャロル・ウイリアムズは言った。彼女は1月以来、一月に一度、政府の避難所(三橋注:適切な訳が分かりませんでした)に来ている。(彼女は1月に予算難で、メディカルセンターの職を解雇された)
「私は15歳の時から働いている。そして今、仕事がついに見つからず、家族を食べさせることができないという初めての事態を迎えた」
 55歳のウイリアムズは言った。
「私は学位があります。でも、意味がありません。仕事がそこにないんです」』
12名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 16:59:43 ID:4SI1R5xI
よし日本も、20人に1人が生活保護の
大阪の貧困率をはじき出すんだ

14万人の生活保護者パワーと
1/3を超える高齢者パワーを見せてやれ!
13名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 17:14:41 ID:OXQS6dLj
貧困層といってもメキシコ基準なら
十分安全で快適で高収入だろうし
なんだかなって感じ
14名無し募集中。。。:2010/09/17(金) 17:36:39 ID:7GH1U7Dt
15名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 17:39:23 ID:uZTROb7Y
>>10
これからそういうの増えそうだね
16名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 18:16:17 ID:0d0pV6Uo
もっと高いだろうな。
金融関係でしか回らない金をグルグルしてるだけなんだから。
製造業を捨てた国の末路かもしれん。
17名刺は切らしておりまして:2010/09/17(金) 18:29:45 ID:cmjhtaE4
■貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していく。
急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。
追いやられる人々の肉声を通して、その現状を報告する。
弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、
それでもあきらめず、この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何か。
●ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) [新書]  堤 未果 (著)  http://www.amazon.co.jp/dp/4004311128/


■経済危機後のアメリカでは、社会の底割れが加速している。
職がないにもかかわらず、学資ローンに追い立てられる若者たち。
老後の生活設計が崩れ、絶望の淵に立たされた高齢者たち。
いまや中間層の没落が進んでいるのではないか。
オバマ登場で状況は変わるのか。人びとの肉声を通して、アメリカの今をビビッドに切り出すルポの第二弾。
●ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書) [新書]  堤 未果 (著)  http://www.amazon.co.jp/dp/4004312256/


■貧困層はさらなる貧困へ、中流と呼ばれる多くの人々もまた貧困層へと転落していく現状。
急激に進む社会の二極化の中で何が起きているのか!?
・サブプライムローン
・貧困と肥満
・一度の病気で破産する人々
・転落する医師たち
・経済徴兵制
・民営化戦争を支える世界のワーキングプア
●コミック貧困大国アメリカ [単行本]  堤 未果 (著), 松枝 尚嗣 (イラスト)  http://www.amazon.co.jp/dp/4569708978/


■自由に国民を操作できる国アメリカ
「愛国者法」→電話、FAX、Eメール、インターネットの内容を、政府が自由に盗聴
「特別軍事法廷法」→容疑をかけられたが最後、無実だろうと逮捕・監禁を拒否できない
「落ちこぼれゼロ法」→成績が悪い子供の個人情報を軍隊のリクルーターに流す
●アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書) [新書]  堤 未果 (著)  http://www.amazon.co.jp/dp/4594061648/
18名刺は切らしておりまして :2010/09/17(金) 18:37:15 ID:qiDjobv4
んなもん 世界中 五十歩百歩だ だから危機の時代... 対外影響なしで食える国は? まさか北XX w
19名刺は切らしておりまして
■貧困と肥満

子供のランチ用インスタント食品の人気メニュー「マカロニ&チーズ」
主食は「ピーナッツ・バター&ジェリー・サンドイッチ」
カロリーが高くて味付けの濃いジャンクフードばかり・・・・・・

 貧困と肥満は深く結びついている。
 この章に出てくる「無料給食プログラム」は平均個人所得の低い州ほど拡大しているが、こうした貧困地域の子供たちの多くが、食品添加物や質の悪い油や脂肪の取りすぎで肥満児になるからだ。
 実施する学校側はできるだけコストを削るため、メニューは「材料が安く、調理が簡単で、保存がきくインスタント食品」が中心になる。味付けが濃く添加物も多いため、子供たちはますますジャンクフードが好きになってしまう。
 また、政府助成金だけでは足りない学校給食は、企業にとっても巨大マーケットだ。マクドナルドやピザハットなどの大手ファストフードチェーンは、このプログラムを入れている貧困地域の学校と契約を結ぶために激しい競争を展開している。
アメリカの公立学校に行くと校内のあちこちにマクドナルドやピザハットなどのロゴを見かけるのはそのせいだ。子供たちの多くは体育の授業の後に校内にある自販機でコカコーラなどの炭酸飲料を買って飲み、ますます太ってゆく。
アメリカの歯科治療費はとても高い。糖分の取りすぎで虫歯になっても貧困層の子供たちは歯の治療ができず、高校生になるまでに歯がぼろぼろになれば就職ができなくなる。
 肥満はまた、子供だけでなく大人たちの間でも深刻な社会問題だ。貧困層の国民は栄養に関する知識なども乏しいため、政府が発行する食料受給切符(フードスタンプ)を使い、できるだけ安くてカロリーの高い食品で生きのびようとする。
すると中心はやはりインスタント食品になり、人工甘味料に防腐剤、脂肪と炭水化物の取りすぎが成人病を引き起こす。
ほとんどが医療保険を持たない貧困層の人々がジャンクフードの食べすぎで病気になると、莫大な医療費の請求書がきて、さらに経済的打撃を受けるという悪循環が起こるのだ。
 このように、肥満を生み出すジャンクフードや栄養失調を引き起こす加工食品のマーケットは貧困層が支えている。だから120兆円規模のこれら食品産業は貧しい人々に狙いをしぼったマーケティングを展開するのだ。
彼らについてのリサーチを行い、彼らの好きな有名人や音楽を使ったコマーシャルが繰り返し流れるように広告をしかけてゆく。添加物とCM、この二つによってターゲットになった貧困層はジャンクフードと加工食品に依存するようになる。
 よくマンガなどで見る「太った金持ち」のイメージではなく「太った貧しい人たち」こそが、貧困大国アメリカの現実なのだ。

●コミック貧困大国アメリカ [単行本]  堤 未果 (著), 松枝 尚嗣 (イラスト)  http://www.amazon.co.jp/dp/4569708978/