【葬祭業】「布施のお値段」イオンがひっそり削除 仏教界側反発に配慮?[10/09/16]

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1やるっきゃ騎士φ ★
流通大手のイオンが、葬祭サービスの一環として「布施の価格目安」を打ち出したことに仏教界が
反発していた問題で、イオンがホームページ(HP)から目安の一覧を削除した。
これまでイオンは「目安表示は利用者のニーズにかなう」としてきたが、「布施に定価はない」
とする仏教界側の意見に配慮した格好。HP掲載時には広報資料がつくられ積極的な宣伝がされたが、
削除はひっそりと行われた。

イオンがHPから価格目安を削除したのは9月10日で、それまでは「読経一式+普通戒名で25万円」
「読経一式+院号戒名で55万円」などと、葬儀や戒名の種類によって異なる複数の目安を表示。
僧侶の紹介サービスが始まった5月上旬から掲載されていた。

現在は目安が削除された代わりに、「多数の寺院でとりまとめられた目安をコールセンターで
お知らせします」と掲載している。コールセンターが問い合わせを受け付けるのは、イオンの
カード会員などに限定されるという。

また、「布施は本来『喜捨』であり『標準化』や『統一』すべきものではありません」といった、
従来のイオンの姿勢とはニュアンスが異なる見解も掲載されている。

イオンのコーポレート・コミュニケーション部では削除理由を、「布施の考え方にはさまざまな
ものがあり、従来の掲載方法では誤解を招きかねない部分があった。社内で事業についてさまざまに
検討した結果の措置」と説明している。

現在、全国一律に設定している価格目安に関しても、提携している寺院の意見を聞き、地域ごとの
実情を反映した価格を伝えることも検討しているという。

この問題をめぐっては、伝統仏教教団でつくる全日本仏教会が7月に、「布施は宗教行為。
営利企業が一律の価格体系を示すのはいかがなものか」として、HPからの削除を求める意見書を
提出。両者の間で話し合いが持たれていた。

イオンの措置について、全日本仏教会では「評価している。意見書の内容に応えてもらったと
理解している」としている。

一方、イオンは「意見書を受け入れたというものではない」と説明しているが、9月10日には
幹部が全日本仏教会の事務所を訪れ、削除を伝えていた。

産経新聞では7月に、布施価格の目安表示の是非について読者から意見を募ったが、寄せられた
約600件のうち約85%が、「表示に賛成」だった。

ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100916-00000635-san-soci
dat落ちしていますが、関連スレは
【葬祭業】「宗教介入だ」仏教界困った イオンの葬儀サービスが「お布施」に目安[10/07/02]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1278035544/