【論説】「9.11」より「9.15」の方が世界を変えた理由--英フィナンシャル・タイムズ [09/15]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
米国は今月、2つの悲惨な記念日を迎える。「9.11」と「9.15」である。
ハイジャックされた航空機が世界貿易センタービルに突入して3000人近くの命を奪い、
米国と世界の関係を変えてから10年近い歳月が流れた。一方、リーマン・ブラザーズの
破綻が世界金融危機の引き金を引き、大恐慌再来の懸念を引き起こしてから2年経つ。
2つの出来事はニューヨーク・マンハッタンの数マイル圏内で起きた。いずれも世界を
一変させた。だが、歴史書が書かれる時に、より重要な出来事に見えるのはどちら
だろうか?
■「一極支配の瞬間」に終わりを告げた金融危機
筆者の推測では、最終的により重大に見えるのは金融危機の方だ。これは奇妙な判断に
思えるかもしれない。何しろ多くの米国人にとって、9.11は決定的に1つの時代の
終わりを告げるものだった。ソ連崩壊から対米テロ攻撃までの10年間にわたるギャツ
ビー流の華やかなりし時代が恐ろしい終焉を迎えたのだ。
アフガニスタンとイラクでの2つの戦争は、9.11のテロ事件から直接生じたものだ。
米国は、今日まで続く好戦的イスラム主義との戦いと「対テロ戦争」に乗り出した。
これに対して、リーマン破綻が引き起こした最悪の懸念は現実にはならなかった。
大恐慌は起きなかったし、経済には成長が戻ってきた。グローバル化(過去30年間の
巨大なトレンド)が覆されることもなかった。
それでも筆者は、経済だけでなく地政学の面でも、より大きな転換点は金融危機だった
という結果になると思う。というのは、間違いなく「一極支配の瞬間」の終わりを
告げたのは、9.11ではなく9.15だったからだ。
2001年に起きたニューヨークとワシントンに対する攻撃は恐ろしい出来事だったが、
世界の政治、経済制度における米国支配体制を揺るがしはしなかった。逆に、米国の
力を改めて断定する動きにつながった。世界の反対側では、2つの政権が相次ぎ倒された。
イラクおよびアフガン戦争の直後、ジョージ・ブッシュ大統領率いる米政権とその
支持者たちは、かつてないほど米国の力をはっきり確信した。
「一極支配の瞬間」という言葉の生みの親である保守派コラムニストのチャールズ
・クラウトハマー氏は、イラク戦争の勝利を受け、「いかなるライバルにも妨げられる
ことのない唯一の超大国が支配する世界」を称えた。
2008年になると、イラクとアフガニスタンでの初期の軍事的勝利が、それほど決定的
ではない、挫折感を抱かせるような何かに取って代わられたことがはっきりした。
しかし、米国の経済力はまだ、世界における同国の政治的地位に確かな基盤を与えて
いるように見えた。
金融危機はほぼ間違いなく永遠に、その前提を変えてしまった。米国は危機の余波で、
自国の力の限界を強く意識するようになった。
■自国の力の限界とライバルの強さを意識するようになった米国
バラク・オバマ大統領はアフガニスタンへの米軍増派を発表した時でさえ、
「我々には到底、これらの戦争の費用を無視する余裕はない」と懸念を表明した。
今後、国防費は削減されることになる。(※続く)
◎ソース (※元記事は英フィナンシャル・タイムズ紙)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4459
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2010/09/15(水) 17:48:57 ID:???
>>1の続き
米国は以前より自国の力の限界を意識するようになっただけではない。潜在的な
ライバルの強さもはっきり意識するようになった。経済危機の初期の数カ月間は、
世界は同時不況に陥るというのが一般的な見方だった。
ところが実際には、中国とその他のアジア新興国は、米国やその他西側諸国よりも
ずっと速く回復を遂げた。
米国人は金融危機によって、「中国問題」は遠い未来に向き合うものではなく、
今現在起きているということに気づかされた。中国経済の規模が米国経済を上回る
のは恐らくまだ15年以上先のことだが、いくつかの重要な点では、中国は既に優位に
立っている。
中国は世界最大の外貨準備を抱えている。世界最大の輸出国であり、鉄鋼の生産量と
温室効果ガスの排出量でも世界一だ。中国は世界最大の自動車市場でもある。今では
インドやブラジルをはじめ、世界の重要な新興国にとっての最大の貿易相手国にも
なった。
今のところ、太平洋地域の中国の「裏庭」でさえ、米国が依然、支配的な国家だ。
だが今後数年で、太平洋における米国覇権に対する中国の挑戦が始まるだろう。
こうした新たな対抗意識は既に米中間の緊張を高めている。米議会で保護主義的な
法案を通そうとする今の取り組みを見ればいい。
9.11と 9.15の激動は、米国の力に対する異なる挑戦を示すものだった。イスラム
過激派の闘争性は今も、莫大な被害をもたらす可能性がある。だが、今後1世紀の
大きな地政学的トレンドは、グローバルなイスラム統治圏の創造だとする考えは
(ワジリスタン地域と米国のラジオトーク番組では人気のある意見だが)、途方も
ない空想だ。
現代性に対処していくうえで、ウサマ・ビンラディンの原理主義以上に相応しくない
思想はなかなか思いつかない。実際、9.11がもたらした皮肉な結果は、それが米国に、
間違った脅威との戦いに資源をつぎ込むことに大事な10年を費やす決断を下させた
ことかもしれない。
■西側支配の衰退とアジアの世紀
これとは対照的に、ちょうど20世紀が米国の世紀だったように、21世紀がアジアの
世紀になる可能性は十分あるように思える。
今の勢力シフトの土台となっている経済的な変化は、世界金融危機の前から着々と
進んでいた。しかし、危機は恐らく、西側支配の衰退を白日の下にさらし、加速
させた瞬間として記憶されることになるだろう。最終的に9.15の方が9.11よりも
重大かもしれないのは、このためだ。
◎関連
【経済】9月15日 : リーマン破たんから丸2年 今も後遺症 [09/15]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1284515020/
AIGショックと言え
どっちも重要でおk
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/15(水) 18:11:38 ID:bWXKL2E4
記念日増えてよかったじゃん
KDBショックだっけ?
7 :
匿名大使:2010/09/15(水) 18:22:22 ID:a2yJkoxJ BE:1067807063-2BP(0)
中国の領海は、早晩、日付け変更線である、と主張して来るだろう。
日本は、なんと云う、省、になるのだろうか。
民主党には、期待はしないアメリカと、なるのかもしれない。
日教組の長い戦いは、実を結ぶ、のかもしれない。
駒場、右翼は全滅して、しまったのかも。
8 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/15(水) 18:34:30 ID:lOF6cwez
20世紀は日本の世紀だった
>7-8
21世紀が中国の世紀と決まった訳にあらず。
10 :
本当にあった怖い名無し:2010/09/15(水) 19:07:37 ID:VI5NwQe4
9.15はオイラの離婚記念日だ。
>>10 おめでとう! 俺もいつの日か•••きっと•••
敬老の日だな
世界的に不幸になる出来事は
いずれも乙女座の元に起こったわけだ
そういえば、中華じゃ、9月5日は覇王、英雄が生れる日らしいな
>>12 だからどうした、みんな今日休みだからここにいるんだろ、俺もだよ。
9.15926535 8979323846 2643383279 5028841971
6939937510 5820974944 5923078164 0628620899
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8410270193 8521105559
16 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/15(水) 23:11:33 ID:tWrsa5Tr
奇しくもリーマンショックと同じ日か、日銀介入は。
17 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/15(水) 23:29:57 ID:8XV8Q9Hn
当時、大学の同級生と再会した。
中東から戻ってきたひげ面で笑ってた。
六本木の外人がうろうろする中で、
ビンラディンのTシャツを出されたときには、内心洒落にならなかった。
18 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/16(木) 05:31:26 ID:2SjNBh4X
ちゃんとした記事だね
19 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/16(木) 05:37:49 ID:cgkzw1B/
9.15って敬老の日じゃなくなったよね
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/16(木) 05:58:31 ID:CqGSr9J8
借りた金で遊んで暮らしてます
今日はリーマン記念日
21 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/16(木) 06:20:35 ID:SMXVnhE6
民主党、公明党、社民党、共産党。民団、総連、日教組、日本ユニセフ、人権ゴロ、9条市民団体
ヤクザ、街宣右翼。ソーカ学会、統一教会、その他の朝鮮教会。パチンコ屋、サラ金、風俗、談合朝鮮土建屋、朝鮮不動産屋・・・
全韓国人、全北朝鮮人。
上記は日本(世界)の癌細胞です。百害あって一利なし。
在日・帰化朝鮮人を罰金追徴、国外追放して、「朝鮮人追放記念日」を作ろう。
22 :
名刺は切らしておりまして:2010/09/16(木) 07:17:15 ID:e99T7VXn
>>18 イギリスだと、アメリカと中国を適度に喧嘩させて利益を得るとか考えてそうだね
9.11なんてアメリカだけのローカルニュースだったじゃん