9月13日(ブルームバーグ):ブラジルの深海域にあるリブラ油田の埋蔵量が
最大80億バレルに達し、隣接するトゥピ油田に匹敵する可能性があるとの見方を、
同国の鉱業・エネルギー省の当局者が示した。
トゥピ油田は、米州で過去30年に発見された油田としては最大規模とされている。
鉱業・エネルギー省の石油・ガス担当責任者、マルコ・アントニオ・アルメイダ氏は
13日、リオデジャネイロで、ブラジル沖のサントス海盆にあるリブラ油田の
推定埋蔵量は、地震探査・掘削データに基づくと70億−80億バレルに上ることを
明らかにした。トゥピ油田の推定埋蔵量は50億−80億バレルとされている。
ブラジル石油監督庁(ANP)によると、エスピリトサント州から
サンタカタリナ州にかけての沿岸800キロメートルに及ぶ塩層の下にある油田群には
原油500億バレル以上が眠っている可能性がある。
大規模な油田はサントス海盆で発見されており、水深最大3000メートルの海底に
位置する。
リブラ油田の油井はANPの委託により掘削中で、30日以内に完成予定。
アルメイダ氏によると、同油田の探鉱権の入札は早ければ2011年半ばにも実施される
可能性がある。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920015&sid=ahNMHHFllEB0