【発言】金融庁の判断は適切、現時点でマーケットに影響みられない=振興銀破たんで仙谷官房長官［10/09/10］

［東京　１０日　ロイター］　仙谷由人官房長官は１０日午前の会見で、日本振興銀行が
自力再建を断念し同日破たん申請、金融庁が預金を一定額まで保護するペイオフを初めて
発動したことについて、金融庁の判断は適切との見方を示した。そのうえで官房長官は、
「（同行は）預金の状況が定期預金だけで決済を行っておらず、金融システムの安定に
影響を与えることはない」、「現時点でマーケットに影響はみられない」と指摘した。

金融機関破たん時の預金保護の取り扱いをめぐっては、リスクがあるのにわかっていながら
預金者がリスクを取らないのは「金融規律から望ましくない」として「原則ペイオフが
望ましい」とした上で、「地域経済への影響などを考慮して、最終的に金融庁や
経済財政担当大臣や官邸が判断すべき」と指摘。
「あまり色々なところに話が漏れて協議するとおかしなことになる」と述べた。

振興銀への金融庁などのこれまでの検査のあり方について、「適切だったか議論の対象となる
余地がある」としつつも、「多くは前政権下でのことだろう」とした。

ソースは
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK043510320100910
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など。