【複合施設】JR博多駅ビル、3月上旬開業へ…博多阪急、東急ハンズなど200以上のテナントが入店 [08/25]
九州への寄航1.5倍に 2010年 外航クルーズ船
中国の上海や天津を出航し、日本や韓国を回るクルーズ船が急増している。
上海から千`以内と近い九州は寄航地として人気が高く、九州の港への今年の
外国クルース船寄航回数は計156回と、前年比1.5倍に増加する見通しだ。
クルーズ船は、寄航地で観光やショッピングを楽しむ。先月28日には博多港に
入航したクルーズ船の中国人客780人が熊本市まで足を伸ばすなど、経済効果を
九州全域に広げる試みも行われている。
イタリアのコスタクルーズ社は来年、博多港発着クルーズを32回行う。寄航地と
してだけでなく発着地として全国から集めた日本人客を中国・韓国に送り出す考え。
福岡市の吉田宏市長は「博多港をクルーズ船の拠点港にしたい」と意気込む。
来年3月には、九州新幹線を鹿児島ルートが全線開通。博多―鹿児島中央が
1時間20分で結ばれる。コスタ社のダリオ・ルスティコ氏は「外国人客が各地の
観光地に足を伸ばしやすくなるだけでなく、日本人の集客にもプラス」と評価。
寄港地としての存在感がさらに高まりそうだ。
西日本新聞 2010年 9月4日 土曜日 朝刊 地域経済