8月24日(ブルームバーグ):米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、
アイルランドの長期ソブリン信用格付けを「AA」から「AA−」に1段階引き下げた。
同国の金融セクター支援で見込まれるコストを格下げの理由に挙げた。
S&Pは発表文で、「ネガティブ(弱含み)の見通しは、銀行セクター支援のための
財政コストがさらに増加したり、他の経済状況の悪化で中期的な財政目標を達成する
政府の能力が低下した場合に、一段の格下げの可能性があるとのわれわれの見方を
反映している」と説明した。
S&Pは、新たな見通しではアイルランドの2012年の一般政府債務はネットベースで
国内総生産(GDP)比113%へと上昇すると指摘。
これは、ベルギー(98%)やスペイン(65%)など格付けが同様の国の債務負担を
「大幅に上回る」水準だとしている。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aTDKOicvnODo