【医療/観光】経産省、『医療通訳』を育成へ--"医療ツーリズム"受け入れ強化に向けて [08/23]

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1ライトスタッフ◎φ ★
新たな成長産業として政府が力を入れる「医療ツーリズム」の受け入れ強化に向け、
経済産業省は、高度な医療知識とコミュニケーション能力を備えた「医療通訳」の
育成に取り組む。東京外国語大に委託し、養成講座を10月に開講する。

講座は、医療ツーリズムの有力市場と見込まれる中国語、ロシア語、英語の3言語。
対象は合わせて最大60人で、既に医療通訳として活動している人などを想定し、
9月上旬から募集する。最終試験を含む計11回(週1回程度)の講習に加え、
病院実習を実施。実習先については、関心のある医療機関からも参加を募る予定だ。

経産省によると、医療を目的に日本を訪れる外国人は徐々に増加。がんや心臓病の
治療・検診といった高度医療が中心で、求められる通訳レベルも高い。一方、国内の
医療現場で活動する通訳はこれまで、在住外国人の日常診療をサポートするボラン
ティアが多かった。訪日外国人の増加を受け、専門的な通訳の養成機関も増えて
いるが、能力基準などは統一されていない。

講座では、高度医療に対応できる通訳能力に加え、滞在ビザの取得や観光旅行の
手配など「総合的なコーディネート」ができる人材を育成したい考え。経産省商務
情報政策局では「診療科別の医師による講義や現場実習など、既存の養成講座より、
かなり高度な内容になるのではないか」とし、「どの程度の能力が必要なのか、
どんなプログラムや教材が適当か、今後の人材育成のモデルにもなり得る」と
している。

政府は新成長戦略で、外国人患者の受け入れ推進を重点に掲げており、
2012年から受け入れを本格化させる方針。今後、通訳育成のほか、
「医療滞在ビザ」の創設など、体制整備を進める。

◎経済産業省の報道資料
http://www.meti.go.jp/information/data/c100723aj.html

◎ソース
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/29194.html

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