北京を訪問中の仲井真弘多知事は要請活動最終日の20日、航空会社や
日系企業などを訪ね、定期路線の開設や、沖縄での会議や企業褒賞旅行
などの「MICE」開催を売り込んだ。
要請に対し中国4番手の航空会社である海南航空は、那覇と北京を結ぶ
定期路線開設の許可を中国民用航空局から今月中旬に得たことを明らかにし、
早ければ年内に就航させる方針を伝えた。
海南航空の市場開発担当責任者である候偉(こうい)市場総監は
「数日前に北京―沖縄路線開設の許可を得た。近く日本政府の許可も得たい」と伝え、
クリスマス時期か年明けの春節(旧正月)ごろの就航を目指す考えを示した。
その上で実現に向けて広告宣伝などでの県側の支援を要望。知事は北京事務所
開設も含めた支援策を早急に詰めたいと回答した。
北京からの沖縄チャーター便ツアーを企画している北京凱撒国際旅行社では
陳小兵(ちんしょうへい)総裁(社長)が、同社主催のゴルフ大会を来年2月に
沖縄で計画していると報告。一方、那覇空港での地上支援業務を断られたため
7月にチャーター4便が中止となったことを明らかにしたのに対し、知事は
検討中の地上支援業務の新会社構想を念頭に「大至急手当てしたい」と伝えた。
海南航空は那覇―香港に定期路線を開設している香港エクスプレス航空の親会社。
◎ソース
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-166614-storytopic-4.html