ファストフード最大手の米マクドナルドは、金融機関以外の外国企業として
初めて香港で人民元建て債を発行した。
発行業務を引き受けた英スタンダードチャータード銀行が電子メールで
19日配布した資料によれば、マクドナルドは表面利率3%、2013年9月
償還の社債を2億元(約25億円)発行した。
JFアセット・マネジメントの債券ファンドマネジャー、アーサー・ラウ氏
(香港在勤)は、今回の社債発行で「より多くの発行体が香港市場を活用する
可能性が広がった。とりわけ中国で大規模に事業を展開する企業がそうだ」
と語った。
香港金融管理局(HKMA)の任志剛(ジョゼフ・ヤム)前総裁によると、
中国は金融システムを拡大しており、香港を元建て商品の実験場として
利用する意向。外国企業による元建て債発行は今年2月に認められた。
香港の金融市場としての地位を高めるとともに、世界貿易での元建て決済
促進で香港の役割を強化する取り組みの一環だ。
マクドナルドの香港在勤広報担当、リアム・ジョリー氏はコメントを控えた
ものの、同社がコメントの発表を予定していると話した。
◎ソース
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=abUXf96Awezk