ソースは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/19/news040.html [1/2]
米Googleの開発担当者マーク・デローラ氏とマイケル・マヘモフ氏は、欧州で開催された
「Games Developer Conference」において「Chrome Web Store」の開設準備状況を説明した。
このカンファレンスでChrome Web Storeの説明があったのは、同ストアの主眼がWebユーザーへの
オンラインゲームの提供に置かれるからだ。
Googleは5月19日(米国時間)に、「Google I/O」カンファレンスでChrome Web Storeを発表した。
同ストアは、開発者が無償あるいは有償のChrome用Webアプリをコンシューマーに提供するのを
支援するのが目的だ。
約7000万人のGoogle Chrome Webブラウザのユーザーは、同ストアでWebアプリを検索できるだけ
でなく、Chrome内にショートカットを作成して容易にアクセスできるようになる。
Chrome Web Storeは米AppleのApp Storeと競合することになる(Android MarketだけがApp Storeの
ライバルである必要はない)が、同ストアではAndroidスマートフォン向けのアプリではなく、
Chrome搭載タブレットなどの端末向けのアプリを提供する。
ゲーム専門ブログの1Up.comによると、Google幹部らはGames Developer Conferenceにおいて、
Chrome Web Storeは10月に営業を開始する予定だと話した。
Googleはアプリ販売代金の5%を手数料として徴収し、残りは開発者の取り分となる。
アプリ販売代金の20〜30%を手数料として取られるのに不満を抱いているプログラマーにとって、
これは確かに魅力的な条件だ。
Chromeはなぜゲームに向いているのだろうか。「もちろん、高速だからだ」とデローラ氏は
プレゼンテーションで語った(リンク先はプレゼンテーションの動画)。
http://gamevideos.1up.com/video/id/30877 Chrome Web Store自体がまだ立ち上がっていないのだから、そう言われてもピンと来ない。
では、同ストアがこれほど注目されるのはなぜなのだろうか。
Chrome Web Storeの成功の鍵を握るのは、開発中の「Chrome OS」だ。
Download Squadの未確認スクープ記事によると、Chrome OSを搭載した
最初のタブレット型コンピュータは、クリスマス休暇に間に合う11月26日に登場する予定だ。
Chrome OSタブレットは、Chrome Web Storeから提供されるゲームをプレイするのに適した端末に
なりそうだ。では、Googleの真の狙いはどこにあるのだろうか。
Chrome Web StoreおよびChrome OSタブレットが登場するころに、Googleは「Google TV」を
リリースする予定だ。これはChrome用Webアプリとテレビ番組を大画面テレビ上で統合するシステムで、
キーパッドを備えた特殊なリモコンで操作する。
Google TVが本当に登場すれば、ユーザーはさらに大きな画面でゲームを楽しめるようになるだろう。
この間のGoogleの動きを見れば、Webアプリ(特にゲーム)、そしてユーザーがオンラインで
ゲームに参加する機能が、SNS(ソーシャルネットワーク)分野を狙ったGoogleの計画
(「Google Me」と呼ばれているようだ)の中心にあることは明らかだ。
-続きます-