国土交通省は17日、道路利用のニーズを示す将来の交通量予測をまとめた。
車の総台数に平均走行距離を掛け「台キロ」で算出する2030年の交通量は、
08年11月に公表した現行予測より4・8%減り、7130億台キロになる。
交通量が減少すれば道路整備の必要性も低下するだけに、
財政難による公共事業費の削減の中、各地の新規建設に影響しそうだ。
修正の主な要因は、景気悪化など経済状況の変化ではなく、車の走行距離を
計算する手法の見直し。
民主党から過大との批判を受けて大幅に下方修正した予測をわずか2年で
再び引き下げることになる。
新しい交通量の予測は、基準となる05年の7690億台キロに対し、
20年は7290億台キロで5・2%、30年には7・3%それぞれ落ち込む
とした。
少子高齢化などを受け見直した08年の予測値と比べても20年は3・6%、
30年は4・8%の減少となっている。
現行予測に対する30年の予測値を車種別に比べると、乗用車が2・7%減に対し、
トラックは9・3%減と需要の落ち込みも目立っている。
ソースは
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010081701001143.html 国交省
http://www.mlit.go.jp/