日本列島を襲う猛暑の影響で、東北でも野菜価格に異変が広がってきた。
最大消費地の仙台市ではレタスなど葉物野菜の一部が前年同期に比べ、卸値が4〜2割も高騰。
半面、暑さのため消費者が加熱調理を避けるせいか、ナスなどが4割以上も安くなっている。
畑は異常な高温に見舞われ、ジャガイモなど秋野菜の品質劣化を懸念する声も。
関係者は「暑さが続けば、多くの野菜の価格が上昇する可能性がある」と心配している。
仙台市中央卸売市場で取引された野菜の1キロ当たりの平均単価は4日現在、レタスが
前年同期より4割高い192円、ホウレンソウは2割高い809円。
キャベツは74円、ハクサイが90円で、それぞれ1割高い。
今の時季の主産地はホウレンソウが宮城、キャベツは岩手、レタス、ハクサイは長野。
各地で葉が変色するなどの高温障害が起き、品質が悪化した。
7月下旬以降は入荷量が減り、小売価格が一部で上昇している。
仙台市若林区の農業堀江さん(62)の畑では、葉が茶に変色するレタスが目立つ。
「暑すぎて、早朝か夕方にしか作業ができない。暑さが続けば、今後レタスの苗を畑に
定植できなくなる」と頭を抱える。
一方、夏野菜は4、5月の低温による成長の遅れを取り戻した。
同卸売市場の取引平均単価は、キュウリが92円で前年同期の半値以下、
ナスは154円で約4割安いなど、安値傾向が表れている。
野菜の値上がりが一部品種にとどまっているのは、猛暑で消費自体が落ち込んでいるためだ。
「例年、夏は火を通して調理する野菜を中心に売れなくなる傾向にある」(みやぎ生協)
といい、今年はさらに拍車がかかっているようだ。
しかし、暑さが続けば、価格が安定している野菜も、価格上昇に転じる可能性もある。
秋に需要が増えるダイコンやジャガイモなどは地中で品質が劣化する恐れがある。
今でも土壌やビニールハウスが異常な高温になって、畑に種をまけなかったり、ハウス内で
作業ができなかったりするケースがあるという。
青果卸「宮果」(仙台市若林区)の遠藤哲夫社長は「各地で気温は平年よりかなり高く、
畑の土の中はサウナ状態。暑さの影響は秋まで残る可能性がある」と指摘する。
ソースは
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100808t72013.htm 関連スレは
【流通】特需のはずが暑すぎ売れぬ 野菜1週で33円高、日本酒メーカーも嘆き[10/08/04]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1280894261/l50 【流通】イトーヨーカ堂、野菜値下げセールを実施…レタス98円など 今週土日 [08/06]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1281098343/l50 【農産品/通販】ネット販売の"規格外野菜"に人気--この1週間は前週の4割増し [08/07]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1281182369/l50