[ニューヨーク 2日 ロイター] トムソン・ロイターのデータによると、
世界での新規株式公開(IPO)を通じた資金調達額が7月に急増し、2008年の
金融危機前以来の水準に回復した。
IPOの調達額は305億ドルで、07年11月以来の高水準となり、
7月の追加株式発行額を上回った。
7月の追加株式発行は、みずほフィナンシャルグループや国際石油開発帝石主導で、
総額304億ドルとなった。
09年には規制当局から資本を増強するよう圧力を受けていた銀行などによる
追加株式発行により、IPOはおおむね影を潜めていたが、状況が転換した。
年初来の新規発行引き受け手数料は、中国農業銀行の208億ドルのIPO、
英バラーの10億4000万ドルのIPOなどに押し上げられ、37億ドルとなった。
これは09年1―7月の7億0600万ドルの5倍超に当たる。
年初来のIPO、追加株式発行、転換社債発行を含む引受業務の世界ランキング首位は
JPモルガン・チェース。
JPモルガンは、総額353億2000万ドルの案件185件を引き受けた。
2位はゴールドマン・サックスで310億3000万ドル(128件)、
3位はモルガン・スタンレーで254億9000万ドル(143件)。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16615320100803