【半導体/環境】携帯端末の消費電力を10分の1に NEDO、CO2を年350万トン削減へ[10/08/02]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2010/08/02(月) 10:50:11 ID:???
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100802/bsc1008020501003-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100802/bsc1008020501003-n2.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100802/bsc1008020501003-n3.htm

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携帯電話やモバイルパソコンといった携帯情報機器の消費電力を、10分の1に低減する
国の技術開発プロジェクトがスタートした。
携帯情報機器は動画機能の充実といった高機能化に伴い、年々消費電力が増大傾向にある。
この携帯情報機器の省エネルギー化を通じ、地球温暖化防止に役立てるのが狙いだ。
技術を確立すれば、70万世帯分の排出量にあたる年間350万トンの二酸化炭素(CO2)削減が
見込めるという。海外勢に先駆けて革新技術を開発し、この分野の国際的なイニシアチブを握りたい
という思惑もある。

プロジェクトを担うのは経済産業省所管の独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)。
半導体大手のエルピーダメモリ、東京大学と共同で今年7月から技術開発に着手した。開発期間は
2012年度までの3年間。

■新しい半導体開発
プロジェクトは、電源を供給しなくても記憶が保持できる「不揮発メモリー」と呼ばれる
半導体の技術開発が中核になる。

現在、携帯情報機器にはSRAM、DRAMという電源を供給しないと記憶が保持できない
「揮発メモリー」が組み込まれている。
SRAMは、CPU(中央演算処理装置)の高速化に伴い、途中の計算結果を素早く記憶して
CPUが速く計算できるような役割を演じている。
一方、SRAMに比べて容量が大きいDRAMはSRAMの情報を受け取り、記憶するのが役目。

ただ、どちらのメモリーとも使用していない時も電力が必要で、これが携帯情報機器の低消費電力化の
大きな妨げになっていた。ちなみに、CPUについては米インテルによって「パワーゲーティング」と
呼ばれる低消費電力技術が編み出され、実用化されている。

-続きます-
2やるっきゃ騎士φ ★:2010/08/02(月) 10:50:17 ID:???
-続きです-
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■待機電力「ゼロ」に
これまでの不揮発メモリーは低消費電力という優れた特性を持つものの、高速性、書き込み電流・電圧、
書き換え回数などの性能が揮発メモリーに及ばず、携帯情報機器の記憶素子として使いにくかった。

この不揮発メモリーが抱える課題を克服するのが、プロジェクトの最大の眼目だ。
言い換えれば、現行のDRAMなど揮発メモリーが持つ利便性を併せ持つ新規の高速不揮発メモリーの開発を
目指す。

携帯情報機器の待機電力を限りなくゼロに近づけるのが目標。アーキテクチャー(基本設計)段階から
開発し、こうした性能を生み出す不揮発メモリーの基盤技術を確立するとともに、不揮発メモリーを
組み込む携帯情報機器のシステム開発にも同時に取り組む。
NEDOによると、得られる成果は携帯情報機器のみならず、常時オンが原則であるルーターや企
業内サーバーの待機電力削減も図れるという。

NEDOの試算では、高速不揮発メモリーが普及すると20年には年間85億キロワット時の省電力化が図れ、
この結果、CO2削減効果は同約350万トンに達するという。同時に新しい半導体の市場規模は、
DRAMやSRAMの市場侵食分を含み約5200億円と試算する。

■“日の丸”復活
今回のプロジェクトについてNEDO電子・材料・ナノテクノロジー部の安藤淳プログラムマネージャーは
「米国や韓国などの海外勢に比べ、アドバンテージがある」と話す。
NEDOは、これまで世界に先駆けFeRAMやMRAMといった次世代の不揮発メモリーの
基盤技術開発に取り組み、一定の成果をあげてきた。この成果、蓄積を新プロジェクトに注ぎ込むことで
世界のイニシアチブを掌握するシナリオだ。

日本の半導体産業は、1990年代まで世界をリードしていたが、韓国など新興勢力の追い上げなども
あって世界の中での相対的な地位が年々低下している。
負け戦の結果、合従連衡を繰り返し、現在世界に伍して戦えるメーカーは数えるほどになっている。
今回のプロジェクトは、世界に例のない新規メモリーの基盤技術確立を通じ、“日の丸半導体”復活を
目指す狙いも込められている。

-以上です-
NEDO http://www.nedo.go.jp/
3名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 10:54:13 ID:qXS4fS3a
ポケベル時代にもどろうぜ
4名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 10:57:24 ID:Cz1/ZQ4Q
不揮発メモリーの特許とノウハウをただで☆☆☆に渡した馬鹿が居ただろ
5名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 10:57:44 ID:QSTvXSv1
液晶とLED、無線回路の方が遙かに電気を食う

なんだ、この度素人的な広告話題は
6名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 11:01:24 ID:eFHHpBIt
コンセント無しで動かせる家電のプロジェクトは?
早く実現しないかな。
7名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 11:08:54 ID:qPwoatXy
まだ作ってないのにニュースにすんのかよ
8名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 11:10:19 ID:rPumZPOA
足踏み式PCと手回し式携帯を作ったほうが早い
9名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 11:11:56 ID:xGXOvkoL
>>5
画面は E-ink 使えば良いんじゃあないのか?
通話やメールだけの携帯なら、カラーである必要もないし・・・
10名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 12:40:06 ID:xz4mw1PO
心配しなくても、仕分け対象になるだろうよ。
11名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 13:12:28 ID:/sw32TmS
なんというか、税金を食い物にするだけで終わりそうな雰囲気しますなぁ・・・
もう”日の丸”とか言っている時点で死亡フラグ立ってんじゃね・・・?

メーカーが戦える環境を整えるのが経産省の仕事であって、省庁自身がやることではないのでは・・・。
12名刺は切らしておりまして:2010/08/02(月) 19:24:48 ID:XWadKryC
>メーカーが戦える環境を整えるのが経産省の仕事であって、省庁自身がやることではないのでは・・・。


韓国、中国、アメリカとは正反対の考えだな。
13名刺は切らしておりまして:2010/08/03(火) 10:32:48 ID:C6wL34tf
>>5
画面もバックライトもない組み込み機器の方が
けた違いに多い。あと、通信は工夫すれば
頻度を落とせるが、メモリにはずっと通電されてるし。
14名刺は切らしておりまして:2010/08/03(火) 12:33:37 ID:PeRyL7kM
画面もバックライトもない組込み機器は、マイコンの内蔵SRAMか、小容量のDRAMで間に合ってる。
これは、大容量のメモリ使う携帯機器向けでしょ。
15名刺は切らしておりまして:2010/08/04(水) 09:04:34 ID:261QRtBJ
画面も通信もCPUもメモリも、省電力化できるところはするに越したことないだけかと。
16名刺は切らしておりまして:2010/08/07(土) 01:03:02 ID:zatQs75K
エルピーダもこの東大の先生も比較的現実路線な人たちの組合せみたいだし
結構いい結果出すんじゃね
17名刺は切らしておりまして:2010/08/07(土) 01:33:01 ID:nmmgR9BD
たった3年で新しい原理のメモリが出来る訳が無いが、継続的にやるなら何か出来るかもしれないし、学生も育って良いかもね。
18名刺は切らしておりまして:2010/08/07(土) 01:59:02 ID:jds1f4nI
その頃米ではクラウドコンピュータ+簡素な端末で、会社や家庭から従来型PCを排除、省エネを実現させたのでした、チャンチャン。
19名刺は切らしておりまして:2010/08/07(土) 05:13:37 ID:VrPEh++/
MRAM方式とは違った日本方式を世界で一番早く開発することで、
MRAM陣営(=サムスン)を駆逐する作戦か。
最初はサーバー向けで採用されるだろうけど、コンシューマーに降りてきて
アキバで売られる頃にはMRAMのほうが安くなってるんだろうな
20名刺は切らしておりまして
>>19
MRAMも含めた次世代不揮発メモリの開発に金出すってだけかと。
平たく言えばエルピーダへの公的支援の一環。
エルピーダはあきらめたPRAMの開発で無駄に金使っちゃったし。