出光興産とライオンの折半出資で、特殊複合樹脂大手の出光ライオンコンポジットは、従来難しいとされてきた米安全性
検査規格(UL)で難燃性の最高クラスに適合したポリプロピレンの開発に成功した。
これまで蓄積した難燃性・混練技術により実現したもので、難燃化への要求が高まっているOA・電子機器の熱源・電源回り
部品向けやハイブリッド車・電気自動車のバッテリー周辺部品向けなどに展開していく。
OA、電気・電子、産業資材分野などの製品に使用されるプラスチック材料では、安全性向上のため、難燃化への要求が
高まっている。
PPは、これまで6段階に分かれたULのうち、上から3番目のUL-94 V-0適合品あるいは5番目の同v-2適合品が利用の中心だが
近年最高段階である同5VA適合品も出始めている。
▽ソース:化学工業日報 (2010/07/21)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201007/21/01201_2131.html