インドネシアで大型の石油精製設備の建設計画が浮上している。
同国の国営石油会社プルタミナとクウェート石油公社(KPC)が共同でプロジェクトを進めるもので、近く基本合意に達すると
伝えられる。具体化すれば、アジアで石油製品の最大の輸入国であるインドネシアの自給率の改善が期待できる。
プルタミナとKPCは西ジャワのバロンガンに日産30万バーレルの石油精製設備の建設を検討している。
投資額は90億ドルに達する見通し。原油はKPCが通常よりも低い価格で供給するものとみられている。
プルタミナは日産100万バーレル規模の石油精製能力を持っている。
しかし石油製品の国内市場の70%程度をまかなうことしかできず、これ以外は輸入に依存している。
ガソリンやディーゼルはアジアで最大の輸入国になっており、自給率の向上は課題の1つになっていた。
▽ソース:化学工業日報 (2010/07/20)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201007/20/02501_6161.html