経済産業省が20日発表した電子商取引(EC)に関する市場調査によると、
2009年のネットショッピングなどの国内EC市場は、前年比10%増の6兆7000億円で、現行統計では3年連続で拡大した。
個人の商取引全体に占める割合は2.1%で、前年から0.3ポイント上昇した。
経産省は「不況で外出が減り、価格比較サイトを利用するなどの節約志向が市場を広げた」と分析。“巣ごもり消費”が牽引した。
市場規模を業種別でみると、09年にもっとも成長したのは医薬化粧品小売業で前年比30.8%増の2250億円。
次いで食品小売業が28.7%増の3770億円、自動車・パーツ・家具・電機製品小売業が同22.1%増の9460億円。
14業種すべてで電子商取引の割合が高まった。
外国のサイトの利用率を日本、米国、中国、韓国の4カ国で比較すると、日本は17.8%と最低。
もっとも多かったのは中国の48.1%だった。
一方で電子商取引の利用による過去一年間のトラブルの遭遇率は、日本が31.7%でもっとも低かった。
もっとも高かったのは韓国の78.8%だった。商品状態の不良、配送遅れなどが目立った。
ソース:産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100720-00000581-san-bus_all