【投資/経営】東証、ジャスダックが「注記」 危ない企業41社 [07/20]

３月決算企業で、２０１０年３月期末に経営上重大なリスクを抱えているとして
「継続企業の前提」に注記が付いた上場企業（東証、ジャスダック証券取引所）が
計４１社に上ったことが、両取引所の集計で分かった。世界的な不況を受け、
企業の監査ルールは０９年３月期以降、大幅に緩和されているが、それでもなお
経営的に“危ない企業”は多い。

会計ルールにより、上場企業の経営者は自分の会社に経営を続けていく上で重大な
リスクを抱えていると判断したら、リスクの中身と対応策を決算書などに明記しなく
てはいけない。

また、経営をチェックする監査人も、担当企業に重大リスクが存在すると判断した場合、
監査報告書に注意を促すための「注記」を記載する。投資家にとって注記は、監査人が
認めた「イエローカード企業」という意味合いがある。

東証の集計によると、１０年３月期末に「注記」が付いた企業は、１部で７社、２部で
８社、マザーズで７社の計２２社。このうち１８社が第３四半期（０９年１０〜１２月期）
からの継続組だ。

注記が付いたＪＶＣ・ケンウッド・ホールディングスは、１０年３月期に５７２億円の
連結純損失を計上。さらに、１年以内に予定される借入金の借り換えについて、金融機関
と交渉中であることから注記が付いた。

また、花月園観光は、花月園競輪場（横浜市）を所有しているが、神奈川県競輪組合との
間の同競輪場の賃貸借契約が更新されず、競輪自体は今年３月３１日で廃止に。最近は
赤字決算が続いていることもあり、「注記」が付いた。

１０年３月期末に新たに「注記」が付いたのは、不動産のメッツ、機械の明治機械、
電機の日本インター、不動産の大和システムの４社となっている。

業績改善などで経営上のリスクを解消、１０年３月期末に「注記」が外れたのは、コ
ロムビアミュージックエンタテインメントなど５社。

コロムビアミュージックは１０年３月期連結決算で黒字に転換。営業損益が３億３７００
万円の黒字（０９年３月期は９億２２００万円の赤字）、純損益が５億６９００万円の
黒字（同６億３２００万円の赤字）となった。氷川きよし（３２）や木村カエラ（２５）
らの作品が好調だったことが、業績を押し上げたという。

一方、ジャスダックの集計では、１０年３月期末に「注記」が付いたのは１９社（東証１部
と重複上場のアークを除く）。すべてが第３四半期からの継続組で「常連さん」が名前を
連ねた格好だ。

金融庁は世界的な経済危機を受けて、特例措置として０９年３月期からリスクの開示基準を
緩和。景気が持ち直して多くの企業が業績を改善させるなか、それでも「注記」が付く
企業はかなりリスキーといえる。

民間信用調査機関の幹部は「今回は注記が付かなくても、その予備軍のような企業は
多くある。投資家は、有価証券報告書などで営業キャッシュフローがマイナスになって
いないかしっかりとチェックした方がいい」と注意を促している。

※続く

◎ソース　http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100720/dms1007201708014-n2.htm

>>1の続き

■２０１０年３月期に「継続企業の前提」に注記が付いた４１社

【東証】（２２社）

３２３７　イントランス　　　　　　　　不動産　　　　　マザーズ
３７４２　デュオシステムズ　　　　　　情報通信　　　　マザーズ
３７５３　フライトシステム　　　　　　情報通信　　　　マザーズ
３８２５　リミックスポイント　　　　　情報通信　　　　マザーズ
３８４０　イー・キャッシュ　　　　　　情報通信　　　　マザーズ
４７４４　メッツ　　　　　　　　　　　不動産　　　　　マザーズ
５１０３　昭和ホールディングス　　　　ゴム製品　　　　２部
６３３４　明治機械　　　　　　　　　　機械　　　　　　２部
６４５３　シルバー精工　　　　　　　　機械　　　　　　１部
６６３２　ＪＶＣ・ケンウッド　　　　　電機　　　　　　１部
６７７５　東和メックス　　　　　　　　電機　　　　　　２部
６９７４　日本インター　　　　　　　　電機　　　　　　１部
７８７３　アーク　　　　　　　　　　　その他製品　　　１部
７９３４　メルクス　　　　　　　　　　その他製品　　　２部
７９８５　ネポン　　　　　　　　　　　金属製品　　　　２部
８５６４　武富士　　　　　　　　　　　その他金融　　　１部
８５７１　ＮＩＳグループ　　　　　　　その他金融　　　１部
８８９１　エムジーホーム　　　　　　　不動産　　　　　２部
８９２２　アイディーユー（ジアース）　不動産　　　　　マザーズ
８９３９　大和システム　　　　　　　　不動産　　　　　１部
９６７４　花月園観光　　　　　　　　　サービス　　　　２部
９９０４　ベリテ　　　　　　　　　　　小売　　　　　　２部

【ジャスダック】（１９社）

２６５８　ウライ　　　　　　　　　　　卸売
２６６６　オートウェーブ　　　　　　　小売
２９０１　石垣食品　　　　　　　　　　食料品
３５８７　アイビーダイワ　　　　　　　卸売
３７７９　ジェイ・エスコム　　　　　　情報通信
６３４７　プラコー　　　　　　　　　　機械
６４７６　富士テクニカ　　　　　　　　機械
６８１９　オメガプロジェクト　　　　　サービス
６８４０　アドテック　　　　　　　　　電気機器
６８９１　イーター電機工業　　　　　　電気機器
７４１３　創健社　　　　　　　　　　　卸売
７４６２　ダイヤ通商　　　　　　　　　小売
７４７７　ムラキ　　　　　　　　　　　卸売
７５７１　ヤマノホールディングス　　　小売
７８８６　ヤマト・インダストリー　　　化学
８８９３　新日本建物　　　　　　　　　不動産
８９００　セイクレスト　　　　　　　　不動産
９７９４　カラカミ観光　　　　　　　　サービス
９８９８　サハダイヤモンド　　　　　　卸売

※東京証券取引所とジャスダック証券取引所の調べ。左側の数字は証券コード。
６月３０日時点で上場している会社が対象。シニアコミュニケーションと日本風力
開発は７月１５日時点で有価証券報告書が未提出のため、集計から除外。
フライトシステムはフライトシステムコンサルティング。ＪＶＣ・ケンウッドは
ＪＶＣ・ケンウッド・ホールディングス。ジェイ・エスコムはジェイ・エスコム　
ホールディングス。オメガプロジェクトはオメガプロジェクト・ホールディングス。
重複上場のアークは東証で記載

武富士以外は聞いたことも無い企業だ
株やる人は違うだろうが。

注記じゃなくて東証３部とかあたらしいカテゴリ作ればいいのに

>>1
タイトルがおかしくないか?注記するのは監査法人の仕事で、取引所ではない。

ミネラル麦茶の会社って上場してたんだ

>>5
その監査法人がいちいちケンカして変わるからこうなったんじゃ？

山水電気って、なんで一部上場を続けられるの？

ケンウッド一度は回復したのにね。

つーか、明らかに箱企業な所はさっさと上場廃止にしろよ・・・

株券印刷が本業の所が多いな。これら以外にも地雷は山盛りある。

嘔吐飢え腐

>>8
上場廃止条件に抵触してないから、
山水側が廃止しようとしないかぎり廃止されない。

１０億株以上発行してるから、株の時価総額１０億円以下にもならんし、
大した活動やってないからいまさら債務超過もないだろうし。
一番ひっかかりなのは株主数だけど、なぜかクリアできてるんだよなｗ

むしろ左派ダイヤとかがまだ生き残ってるのに感動した

やっぱりヌーパパあったかw

サハダイヤ・・・まだ生きてたのかw

アイビーダイワとサハダイヤｗ
まだあることが驚きｗ

くず株という分類
ギャンブラー御用達

>>2
オレの監視銘柄結構ある

>>13
東証一部って従業員数も関係しなかったっけ？新規上場の時だけだったかなぁ...

ｊｖｃケンウッドは例の人が株主だから大丈夫っす

>>3
ＪＶＣ・ケンウッド聞いたことないの？

>>5
もっと細かいことを言うと監査人は「注記」しない。
あくまでも経営者が自発的に注記して開示するという建前なので
監査人は「注記しないと判子押さないぞ」と脅すだけ。