下北沢南口のレコード店「ディスクユニオン下北沢店」(世田谷区北沢1、TEL 03-3467-32
31)が今年で25周年を迎えた。
ディスクユニオン(千代田区)が1985(昭和60)年に「セカンドハンズ下北沢店」として
オープンした同店。当時は現在のような新品、中古のレコード販売だけではなく、音楽ソフ
トのレンタルや、レコード販売や中古オーディオ機器の販売も行っていた。同社が運営する
セル店の中で最初にレンタルを始めた店でもある。
1991年に約90坪の店内を3店舗に分割し、「ディスクユニオン下北沢店」、オーディオ販売
を行う「オーディオユニオン下北沢店」、ゲーム販売を行う「ピュウ下北沢店」に変更。その
後1995年に「オーディオユニオン下北沢店」が閉店、2000年に「ピュウ下北沢店」が閉店し、
現在は分割前と同じくスペースのすべてを「ディスクユニオン」として使用している。
同店では現在、主に洋楽ロック全般、パンク、インディーズなどを中心にオールジャンル
の音楽ソフトを販売。店長の伊達敏弘さんは「中古品の買い取りに力を入れており、在庫数は
約8万点」と話す。インディーズCDの委託販売も積極的に行っており、「昔から音楽に対し前
衛的なお客さんが多く集まってきていたらしい」(伊達さん)とも。「サニーデイ・サービス」の
曽我部恵一さんもデビュー前から通っていたという。
近年は定期的にアーティストによるインストアライブを開催。過去の出演アーティストに
は曽我部さんや、「9mm Parabelum Bullet」、鮎川誠さんも。ライブハウス「下北沢GARDEN」
(北沢2)や「下北沢ERA」(北沢2)、カレー店「マジックスパイス」(北沢1)と共同で音楽
イベントも行っている。伊達さんは「下北沢は音楽の街。ディスクユニオンはアーティスト
にも音楽好きな人にとっても一つの交流の場。そのスタンスをこれからも守り続けたい」と
話す。
同店を訪れていた三軒茶屋在住の女性(25)は「ディスクユニオンは商品数や中古の品ぞろ
えが豊富なので月に2〜3回は訪れ、もう4年ほど通っている。ここ数年で下北沢のレコード店
もどんどん減っているので、これからも下北沢の音楽シーンを引っ張り続けてほしい」と期待
を寄せる。
営業時間は12時〜22時。
ソース:下北沢経済新聞
http://shimokita.keizai.biz/headline/959/