7月14日(ブルームバーグ):シンガポールの今年4−6月(第2四半期)の
国内総生産(GDP)伸び率は、前期比年率で26%となり、欧州危機に対する
アジアの抵抗力をあらためて示す数字となった。
同国通産省の14日の発表資料によると、1−3月(第1四半期)の成長率は45.9%に
上方修正され、1975年に統計を取り始めて以来最高となった。
2010年のGDPは13−15%増加すると予想。従来見通しは最大9%増だった。
シンガポールは1965年の独立以降で最悪のリセッション(景気後退)から脱却して1年。
2軒のカジノが今年オープンしたのを受け、記録的な数の観光客が同国を訪れている。
企業は採用を増やし、貿易も活気付いている。
GDPの発表を受け、シンガポール・ドルは上昇。シンガポール時間午前8時23分
(日本時間同9時23分)現在、0.6%上昇の1米ドル=1.3745シンガポール・ドルを
付けている。
今四半期に入ってからの上昇率は1.4%となった。
4−6月GDPは、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト12人の
予想中央値(23%)を上回った。
4−6月GDPは前年同期比では19.3%増だった。
これに対し、ブルームバーグ・ニュースがまとめた予想中央値は17.3%増だった。
高成長を受け、シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)は、
シンガポール・ドルの上昇容認を通じたインフレ圧力抑制にすでに乗り出している。
MASは政策金利の代わりに為替相場を調整することで金融政策のかじ取りを行って
いる。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=azzLf6ga8A04 関連スレは
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