ライオンは、医療分野で使用する洗浄剤市場に参入する。
8日、IHI子会社のIHIシバウラ(長野県松本市)と内視鏡機器用のアルカリ系洗浄剤を共同開発したと発表した。
IHIシバウラの販路を活用し、今月15日から医療機関向けに供給する。
内視鏡用洗浄剤は酵素系が主流だが、今回の開発品が常温・短時間で処理でき、しかも高い洗浄効果が認められると判断
「レオウォッシュIL-1000」のブランド名で製品化を決めた。
ライオンはこれを第1弾として、医療分野で利用可能な製品開発、品揃えを検討していく。
開発した洗浄剤は、アルカリ剤、非イオン界面活性剤、高性能機キレート成分を配合。
ライオンの洗浄技術ノウハウを駆使し、たん白質や脂質など付着物に対する洗浄力が高く、環境保全に対応できる原料を選び
実用化のための実験を重ね製品化にこぎ着けた。
▽ソース:化学工業日報 (2010/07/09)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201007/09/01601_2121.html