米調査会社オートデータが1日発表した今年上半期(1〜6月)の米新車販売台数は、
市場全体で前年同期比16・7%増の561万4023台だった。
上半期で前年同期比プラスになるのは5年ぶり。
世界的な自動車不況に見舞われた昨年に比べ、米国の景気改善の機運を背景に着実な
回復の傾向を示した。
トヨタ自動車は昨年から今年の大規模リコール(無料の回収・修理)問題の影響で、
前年同期比9・9%増の84万6542台だった。
ほかの日米韓の主要な大手メーカーが2けた増を記録する中で唯一、1けた増に
とどまった。
6月は米株式市場の低迷などで景気の先行きに不透明感が増したため、販売ペースが
鈍化した。
年率換算でみると、市場全体は1108万台で、2008年の年間販売台数
約1320万台に遠く及ばず、本格的な回復には時間がかかりそうだ。
メーカー別では、ビッグスリー(米大手3社)が好調。
ゼネラル・モーターズ(GM)が14・3%増の107万6993台でトップで、
2位のフォード・モーターは28・2%増の95万3146台と大幅プラスだった。
クライスラーも11・9%増。
6月単月は、市場全体で前年同月比14・4%増の98万3738台とプラスになった。
GMは11・9%増、フォードは15・5%増で、トヨタは6・8%増だった。
ソースは
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010070290110048.html