【技術】平面に浮かぶ3D映像 眼鏡は不要、複数で同時鑑賞も--情報通信研究機構が開発[10/07/01]

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1やるっきゃ騎士φ ★
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は1日、平面上に3次元(3D)映像を映し出す
技術の開発に成功したと発表した。
奥行きのある立体映像を正面から見る3Dテレビとは異なり、テーブルに浮かび上がる立体映像を
座ったまま見られるのが特徴。特殊な眼鏡はいらず、同時に大勢で見ることができる。

NICTの吉田俊介研究員らによると、円すい形のアクリル製光学素子の側面に釣り糸を巻き付け、
光が垂直方向に広がるよう工夫。
これを透明なテーブルの下に逆さに置き、さらに下からプロジェクターの光を照射すると、
テーブル上に3D映像が浮かび上がり、いろいろな角度から違った映像が見られる。

実験では直径約20センチ、高さ約10センチの光学素子と、96台の小型プロジェクターを
使用。周囲120度からおもちゃの車やアヒルなどの3D映像を見ることに成功した。
今秋には3D動画の実験を行うという。
吉田研究員は「画質をより鮮明にし、装置を大型化できれば、スポーツ競技場などを立体的に
再現することもできる」と話している。

ソースは
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&k=2010070100612
■独立行政法人情報通信研究機構 http://www.nict.go.jp/
 2010/7/01 報道発表 多人数で観察できるテーブル型裸眼立体ディスプレイの開発に成功
 http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h22/100701/100701.html
 図1 試作したテーブル型裸眼立体ディスプレイfVisiOnによる立体映像
(中央にはウサギの立体映像、周囲には実物である折り鶴や書類、ペンなどを配置)
 http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h22/100701/img01.jpg
 図2 再現された立体映像を様々な方向から観察した例
上からティーポット、おもちゃのアヒルのCGを再生し、正面とそこから±60°程度の左右の位置から撮影した例。
一番下はCGのウサギと実物の折り鶴を一緒に撮影した例。
 http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h22/100701/img02.jpg