エーザイは欧州でがん市場に参入する。それに先立ち、英国に構える欧州統括会社にがん専門の事業部門を近く立ち上げる。
がん分野における欧州全体の事業展開を担う組織と位置付けられる。
同社は主に日米欧で同分野の事業育成に乗り出し、日米ではすでに基盤構築に動いている。
欧州でもがん専門組織を設けて自社抗がん剤を早期に普及できる体制を整える。
欧州統括子会社である英エーザイ・ヨーロッパ・リミテッドの直轄組織として「オンコロジー・ビジネス・ユニット」を近々新設する。
欧州では乳がん治療薬「エリブリン」(一般名)を承認申請しており、発売に向けて事業戦略を作り上げる。
同ユニットのスタッフは100人以上にする方針で、他部門からの配置転換などで対応する構え。
▽ソース:化学工業日報 (2010/06/01)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201006/01/02801_2121.html