[ベルリン 29日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事は、
7月から緩和的な金融政策の解除を開始する可能性がある、との認識を示した。
独週刊誌ビルトシャフツ・ボッヘに述べた。
専務理事は「ユーロ圏の銀行は7月はじめには、ECBから1年の期限で借りた
計4420億ユーロを返済しなければならない」と述べ「これが、段階的な出口の
始まりとなる」と指摘した。
ただ景気回復やマネーサプライの状況次第だとも述べ「世界的な危機は終わっておらず、
それどころか、われわれは新たな危機的局面の最中にある」と述べた。
ECBの主要政策金利は、現在、過去最低水準の1%となっている。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15576320100530