ドルチェ&ガッバーナグループは、日本国内におけるカジュアルブランド「D&G」のウェアと皮革製品事業を
2010-11年秋冬コレクションの販売終了をもって休止することを発表した。
高級ブランド「Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)」に投資を集約させる。
「Dolce&Gabbana」と「D&G」は、1996年4月三崎商事との提携(2002年5月終了)により日本市場に参入。
2001年8月にはドルチェ&ガッバーナジャパンを設立、両ブランドの路面店および百貨店内店舗を運営し、総合的な発展を目指してきた。
ドルチェ&ガッバーナ グループでは、
2007年春夏コレクションより「D&G」ブランドのリポジショニングを目的とした戦略のもと自社生産へと戻すなどし、ブランドイメージや品質を飛躍的に向上させてきた。
しかし、日本市場においてコピー品が氾濫している問題などがあり、
世界観を表現する店舗やブランドイメージの維持が難しいことなどを理由に、日本での事業休止を決定するに至った。
なお、ライセンスである「D&G」のフレグランス、アイウエア、時計、アクセサリーについては異なる販路とニーズがあるため、日本市場でのビジネスを継続する。
一方、主幹ブランド「Dolce&Gabbana」にとっては日本が戦略的に重要な市場であるとし、
同グループではウェアと同様、バッグなどのアクセサリー類のビジネスを発展させるべく、日本へ新たな投資を行うことを決定している。
現在、日本国内で展開している「D&G」直営ショップは16店舗。
事業休止は2011年1月31日を予定している。
ソース:ファッションニュース
http://www.fashionsnap.com/news/2010/05/dg-japan-close.html