【名古屋】OSGは6月に刃先(チップ)交換式工具に本格参入する。チップ交換式工具
の新ブランド「OSGフェニックスシリーズ」を投入し、チップ交換式市場の拡大に対応す
る。2011年夏まで3カ月間に1回のペースで新製品を追加し、同シリーズで初年度に
売上高7億円を目指す。同社はソリッド工具で世界首位。本格参入により、チップ交換式
工具市場での競争が加速しそうだ。
OSGフェニックスシリーズは既存のチップ交換式工具で生じている不具合の解決を主眼
に製品を開発した。
刃先が先端角形状で異素材の重ね板をスムーズに穴開けするドリル「PHP」や、突き出
し量が多くてもびびりを抑制して安定加工できるラジアスカッター「PHC」など4種を
ラインアップした。ボディーは直径16ミリ―125ミリメートルで、価格は2万8300
―14万7000円。チップは1100―3360円に設定した。
ソース:日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120100525bcad.html