【財政政策】ポルトガルの財政緊縮策、経済に悪影響=中銀報告［10/05/28］

［リスボン　２７日　ロイター］　ポルトガル中銀は２７日、５月の金融安定報告を
発表し、赤字削減を目指した同国政府による財政緊縮策は経済成長にマイナスの影響を
与えるとの見方を示した。

歳出削減や増税などの財政緊縮策と平行し、貯蓄率を押し上げる必要があるとした。

また、同国の銀行システムについては、経済および金融危機に対応できる能力が
示されたとの見方を示す一方、銀行の自己資本比率を強化する必要があると述べた。

ソースは
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-15544620100527

元となるニュースは
財政悪化のポルトガル、増税で2年で赤字半減へ［10/05/14］
http://www.afpbb.com/article/economy/2726242/5750252
欧州単一通貨ユーロ圏で金融不安が拡大する中、ポルトガル政府は13日の閣議で、
財政赤字を半分以下に削減することを目標に、付加価値税率の引き上げなどを柱とした
追加財政緊縮策を承認した。

公務員、官僚、大臣の給料の削減や、付加価値税率を1％引き上げて最大21％にすることなどを
盛り込んだ。
所得税も、高額所得者の税率を1〜1.5％引き上げる。
ジョゼ・ソクラテス（Jose Socrates）首相は、2009年の財政赤字9.4％を11年末までに
4.6％まで圧縮すると宣言した。

ギリシャの財政危機以降、国際社会の関心は同じく国債が格下げされたポルトガルとスペインに
向けられている。

スペインも12日、公務員の給料削減を柱とする新たな緊縮策を発表。労働組合が翌13日、
これに反対するストライキを呼びかけている。

-以上です-

対応速度は
スペイン＞イタリア＞ポルトガル、かな？