池上金型工業(埼玉県加須市、池上正信社長、0480・44・8686)は、シクロオレフィンポリマー(COP)樹脂用の量産金型を
ホットランナーシステムで製造する技術を開発した。
同技術でつくった注射器部品のサンプルを医療器具メーカーなどに提案する。
新技術は残留樹脂の除去方法などで課題を抱えるが、サンプル出荷を通じてユーザー側の許容範囲を見極め
「半年以内に量産化したい」(池上社長)としている。
同社は約3年前から、自社のホットランナー技術を活用した樹脂金型成形の試作研究を進めてきた。
樹脂の流路や温度の制御などで独自のノウハウを蓄積し、技術開発に生かした。
保有する3次元設計システムで強度や熱変化を検証しながら設計できたことも開発成功につながったという。
▽ソース:日刊工業新聞 (2010/05/24)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620100524bbag.html