【初の外国人取締役=元ロンドン証取CEOのファース氏ら−野村HD】
野村ホールディングスは17日、社外取締役に元ロンドン証券取引所グループ
最高経営責任者(CEO)で女性のクララ・ファース(52)氏ら2人の外国人を
起用すると発表した。2001年の同社発足後、外国人取締役は初。女性取締役は
持ち株会社に移行する前の野村証券時代を含めて初めてという。6月25日の
株主総会を経て就任する。
●クララ・ファース(52)氏
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20100517at70b.jpg ◎ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2010051700838 【野村初の女性取締役“超エリート”の意外な素顔とは 】
国内証券最大手、野村ホールディングス(HD)の役員人事が話題を呼んでいる。
社外取締役に起用した元ロンドン証券取引所グループCEO(最高経営責任者)の
英国人女性、クララ・ファース氏(52)は金融畑を渡り歩き、3児の母親でもある
超エリートだ。
2001年の野村HD発足後、外国人取締役は初めて。さらに、女性の取締役は
持ち株会社に移行する前の野村証券時代も含めて初という。6月25日の株主総会を
へて就任する。
ファース氏はカナダ出身で、両親はオランダ人。英国の名門大学、ロンドン
・スクール・オブ・エコノミクスを卒業し、スイスの投資銀行UBSの役員や
仏大手銀行クレディ・リヨネのデリバティブ(金融派生商品)子会社社長などを
歴任した。
1991年から99年までロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)で役員を務めた。
その後、2001年2月に43歳でロンドン証取のCEOに就任、世界の主要証券
取引所で初の女性トップとなった。ロンドン証取のCEO当時には、東京証券取引所
との業務提携なども手掛けた実績を持つ。
07年には米誌タイムの「世界で影響力のある100人」に選ばれ、08年には
英国から勲章を受けている。
09年に退任後、野村の英現地法人ノムラ・ヨーロッパ・ホールディングスの
非常勤取締役を務めている。
プライベートでは81年に結婚し、2男1女の母親でもある。
野村HDが起用するもう1人の外国人取締役は元英ブリティッシュ・エアウェイズ
(BA)会長のコリン・マーシャル氏(76)。
野村HDは08年に経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズの欧州・アジア
部門を買収しており、外国人を取締役に起用することによって、よりグローバル化を
進める方針だ。
10年3月期決算で3年ぶりに最終黒字に転換した野村だが、大物外国人取締役の
起用で、さらに海外での存在感を高めたい考えだ。
◎ソース
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_nomura_hd__20100518_2/story/18fujizak20100518002/ ◎野村ホールディングス(8604)
http://www.nomuraholdings.com/jp/company/group/holdings/