【食品】究極のたれ、ブレンド体験も--日本食研の“宮殿”工場(愛媛)に行ってきた [05/06]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
トンネルならぬアーチを抜けると、そこは“宮殿”だった。
でかい。とにかくどでかい。前庭では何十人が同時にかくれんぼができそうだし、
そびえたつバロック建築の宮殿ときたら、とてもファインダーにはおさまらない!
「広角レンズじゃないとムリだ」、私の第一声は宮殿の壁に吸い込まれた。
自慢じゃないが私はこれまで数多くの会社に出向いて、コンサルしリサーチしインタ
ビューをしてきた。こたつのある個人会社宅から、高層ビルの大企業まで何でもござれだ。
だが“宮殿工場”にはぶったまげた。四国は愛媛県今治市、瀬戸内海の埋め立て地に
そびえる“日本のベルヴェデーレ宮殿”は、日本食研製造のKO宮殿工場。
全景写真はいったいどこまでバックしたら撮れるのか? 取材日は雨。傘を右手にカメラ
を左手に、ずずずぃ〜っと下がる。それでも、まだ入らない。実は宮殿の真向かいの
建物に、ゴルゴ13が銃を構えるような撮影ポイントがある。そこからでないとムリなのだ。
■宮殿工場にようこそ
「この庭であのCMが……」、私の第二声。「焼肉のたれ宮殿」のCMを覚えているだろうか?
社員が総出で宮殿で踊る姿は初々しかった(笑)。その名残りからなのか、噴水の周囲
には大理石製の音符が並ぶ。「♪味の作曲家……」が同社のキャッチフレーズ。バンコ
(同社の牛キャラクター)のオブジェがそこかしこに隠れている。
本社ビルのロビーもまた豪華絢爛。滝が流れ、美術品とバンコがところ狭しと連なる。
天井には企業ロゴの間接照明がきらめく。「変だな?」と思ったのは、展示ケース。
古いウォークマンやNECハンドヘルドコンピュータが陳列。「何だろう?」と疑問に
思いつつ、今日の取材のガイダンスを受けた。
現在、20組40人に招待ツアーが当たる、「宮殿へ行こう! キャンペーン(宮殿工場
見学と焼肉のたれ手づくり体験など)」の応募期間中だが、今回は実際のツアーで行わ
れるプログラムを体験しに、一足先にはるばる宮殿にやってきたのである。
■宮殿と工場の合奏
いよいよ宮殿へ。ホルンを吹くバンコがお出迎えだ。その記念撮影スポットの横では、
工場の管理部署が仕事をしている。どこかシュールな結合である。
「4階へどうぞ」 広報の赤嶺直哉さんにうながされ、粉体調味料の製品ラインへ。
同社の3本柱は、唐揚げ粉などの「粉体調味料」、焼肉のたれなどの「液体調味料」、
そして「ハムソーセージ」。宮殿には粉と液の工場がある。5階まで原材料を上げ、
そこから生産ラインが4階、2階へと垂直に展開する。20キロの粉袋を次々にドドドと
混合させるダイナミックさ。かき混ぜるスクリューもどでかかった。
液体調味料ラインも興味深い。“秘伝のたれ”の調合内容は極秘で、奥の密室で混合され
80度まで加熱殺菌。抜き打ちでサンプル品の味覚を“官能検査”でチェック。ボトル詰め
でも不具合がないか、常に担当が見回る。
※続く
●同社キャラクターのバンコとKO宮殿工場全景
http://image.itmedia.co.jp/makoto/articles/1005/06/ah_DSC04098S.jpg http://image.itmedia.co.jp/makoto/articles/1005/06/ah_go1.jpg ◎たれ
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1005/06/news003.html
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2010/05/06(木) 12:42:33 ID:???
>>1の続き
印象的なのは人手と自動化の統合性。調合や検査は人手をかける。ボトル詰め以降は
冷却→箱詰め→無人搬送車、そして巨大な立体自動倉庫保管、出荷まで完全自動化。
トレーサビリティを貫徹させるため、人手を完全排除する。華やかな宮殿のウラには
地道な製造作業がある。中と外のギャップもまたでっかい。
「ここまで見せていいんですか?」、心配になって聞いた。
「工場内部を公開することで、見に来ていただいたお客さまに安心して食べていただく
ことができ、社員もお客さまに見られていることで、より高い意識を持つようになりま
した。見学に来てくださったみなさんは外観と内観のギャップに驚かれます」とホール
セール事業部の大西博之さん。
社長の主張が勝ち、見せることで日本食研のファンが増え、見られることで製造ラインも
ピリっとするようになった。営業担当も「宮殿で働いてます」と取引先に言える。1日
平均200人が訪れる名所が完成した。さて次は“たれのブレンド体験” へ。
■究極のたれ、ブレンド体験へ
「初夏に合うあっさり味、お願いします!」
一緒にツアー体験をしに来た女性記者の抽象的な特別注文に苦笑いしたのは、同社の
調味料ブレンダーで商品開発部の細見拓雅さん。世界で1つのたれを作る体験。実に手早く、
約50種の調味料から、しょう油、糖類、味噌、タマネギ、ニンニク、唐辛子……など
次々投入。それも味見なしで!
「味見しないんですか?」
「はい。分かるんです」
それもそのはず、彼は社内の焼肉のたれコンテストで優勝し、商品化された『焼肉のたれ
宮殿』の開発者。できあがり(下写真)は、左が焼肉のたれ宮殿、右が“細見さん初夏
スペシャル”。醤油と味噌ベースの11種類の調味料ブレンド。味はどうだろうか?
「おいしい!」「うまい!」の声がこだまする。キリリでさっぱりのピリ辛がお肉の
ジューシーさを引き出す。「味のブレンドは足し算なんです」と細見さん。
ちなみに社内ブレンダー資格は1級から5級まで。彼は3級の資格者だが、3級に合格する
ためにはサンプルのたれと同じ味を「800種類(!)の調味料から 2時間で作れ」という
過酷な実技試験を突破しなくてはならない。社内で3級はわずか9人(1級はゼロ、2級は
1人、4級と5級で120人という狭き門)。 29歳の彼は日本食研のエース開発者なのだ。
※続く
3 :
ライトスタッフ◎φ ★:2010/05/06(木) 12:42:44 ID:???
>>2の続き
■宮殿工場に秘められた秘密
「撮影スポットに行きましょう」。赤嶺さんの案内で全景を見渡せる“ゴルゴスポット”へ
(特別許可なので一般ツアーでは不可)。そこへの通路にも陳列ケースが並び、食とも
文化とも関係ないものも盛りだくさん展示されていた。
「これはどういうモノなんですか?」
「社員から“陳列してほしい”と送られてきたものもあります、これでも一部なんです」
実はロビーのNECの骨董コンピュータも初代ウォークマンなども、全国の社員から送られた
展示物品。社員全員参加のあかしだ。宮殿だからといって取り澄ました館ではなく、
バンコといい展示物といい、社員総出の踊りといい、随所に人間くささがある。
宮殿工場投資は販売促進だけでは説明がつかない。社員をやる気にさせる企業の決意
でもある。
「なるほど」と射撃ポジションで全景を写しながら、私は大西さんに聞いた。
「宮殿全体でバンコは何体いますか?」
その答えは企業秘密(?)らしくかわされたが、まだまだ謎がたくさん隠されていそうだ。
キャンペーンに応募して当たったなら、オリジナルの焼肉のたれを堪能しながら探して
みてはいかがだろうか。
◎日本食研「宮殿へ行こう!キャンペーン」
http://www.yakiniku-kyuden.com/oubo/index.html
1613年から継ぎ足し継ぎ足しされてきた
本物の焼肉のタレで食いたい
この会社のタレからは逃れられないのか
もっと参入すればいいのに。
にーく だーー にーく だーー
やーき にーく だーー
のたれかんたびーれ
かんかんかんかんばんさんかん♪
やきにくやいてもいえやくなー♪
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/06(木) 14:22:30 ID:w+/VWn47
冗談かと思ったらほんとに宮殿みたいな工場なのか
松山空港までは交通費自分持ちか
Google サジェストで、ブラックと出る企業だっけ
実はこの宮殿工場 非常に興味あって一度見に行きたいと思ってる
ああいう 無駄に大げさなものが好きだし
12 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/06(木) 16:02:06 ID:fbVyZHY4
こういう大げさな工場ばかりで工業団地つくったら
味気ない工業団地も楽しくなるだろうなw
13 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/06(木) 17:24:09 ID:yfySdhbZ
B 聖地 メッカ 巡礼
14 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/06(木) 18:07:52 ID:AFSsxZtW
ここの会社のHP見てみなさい
引くよ
15 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/06(木) 18:10:15 ID:XpX14rFf
焼肉で家火事にした人って実在するんだよな
>>12 官庁街なんかもそうするといいんじゃないか?
フンデルトワッサーあたりの設計で。
17 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/06(木) 18:26:57 ID:TBfPB1Uq
日本食研って、社内に好きな異性がいたら仲取り持ってくれるらしい。
まえ、テレビでやってた。
>>14 見てみた。
北朝鮮と一緒だな。
一族経営。
就職版の日本食研スレみてみるとよい
社員たちの犠牲の下に宮殿がある
宮殿の建設には犠牲が必要。
古今東西変わらない。
22 :
名刺は切らしておりまして:2010/05/09(日) 23:44:57 ID:h8LhFprI
大二郎!元気か?
舞−HiMEの舞台になった風華学園を思い出す。>宮殿工場
と言っても、分かる人間少ないだろうなぁ・・・。