出版物の発行部数調査機関である米ABCが26日に発表した米主要紙の昨年10月から今年3月までの平日の
1日当たり平均発行部数は、前年同期比8・7%減の大幅マイナスになった。
インターネットのニュース媒体の普及に加え、景気低迷で法人や個人が新聞購読を中止する動きが加速したことが理由。
新聞各社はネットでの記事提供に課金する動きなどを広げているが、事業モデルが確立できていないケースも多く
購読者増加や収益に結び付くかは不透明だ。
部数のトップはウォールストリート・ジャーナルで前年同期比0・5%増の209万2523部。
大手紙の中で唯一プラスとなった。有料のオンライン契約者数が増加したことが寄与した。
2位はUSAトゥデーで13・6%減の約183万部、3位は8・5%減のニューヨーク・タイムズで約95万部。
4位はロサンゼルス・タイムズで14・7%減の約62万部、5位はワシントン・ポストで13・1%減の約58万部だった。
▽ソース:中日新聞(CHUNICHI Web) (2010/04/27)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010042701000116.html