【コラム】オバマ大統領の勝利に冷淡なアメリカの有権者（英・Financial Times）[04/27]

（2010年4月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙）

バラク・オバマ大統領の足取りが軽やかだ。オバマ政権は民主党にとって数十年来の悲願だった
医療保険改革を成し遂げたうえに、金融規制に関するこれまた遠大な改革でも追い風を受けている。
経済は安定し、回復に向かい始めた。政府が経済に介入しすぎるとの批判も後退している。
すべてがオバマ氏の思い通りに進んでいるように見える。

ただ、実は1つだけ、そうでないものがある。有権者の動向だ。最近の世論調査は民主党にとって
厳しい結果を示している。オバマ大統領の支持率は50％を下回り、連邦議会における民主党の
支持率は記録的な低水準に落ち込んだ。ある世論調査アナリストはこの状況を見て、「共和党は
党のブランド価値をぶちこわすのに6〜8年かかったが、民主党は18カ月もかからなかった」と
評する。

■記録的な低水準に落ち込んだ民主党の支持率
このスランプは深刻な問題なのか、それとも一時的な後退にすぎないのか。もしホワイトハウスが
対策を講じるとしたら、何をどうすべきなのか。もしかしたら、これはただ単に冷静さを保てば
済む問題なのかもしれない。であればオバマ大統領の得意とするところだ。景気の回復によって、
今年11月の中間選挙までにとはいかなくとも、遅くとも2012年の大統領選挙までには問題が
解決されるかもしれない。

オバマ政権の楽観派は、いまだに弱い景気がカギだと見ている。確かに、二番底の不況の不安は
後退した。最近の経済指標は先行きに期待が持てるような内容になっているし、良いニュースは
一般国民にも届き始めている。とはいえ失業率は依然高水準で、景気が回復しても、今年中に
大幅に下がる公算は小さい。家計はまだ債務の処理に苦慮している。住宅ローンの残高が住宅の
資産価値を上回る「ネガティブエクイティ」の状況にある人はかなり多く、現在も差し押さえの
恐怖に怯えている。家計部門の債務は今後も景気の足を引っ張るだろう。しかも、政府に打てる
政策には限りがある。景気刺激策を講じる余力はもう乏しいからだ。【続く】

JBpress　http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3344

【続き】
■景気回復が続けば、国民のムードは変わる？
にもかかわらず、景気回復はさらに加速し、それにつれて国民のムードも改善するだろうとホワイト
ハウスは述べている。大統領や民主党の支持率もそれに伴って回復する。中間選挙では手痛い
ダメージを被る恐れがあるが、うまくいけば過半数を維持するだろうし、2012年の状況はもっと
上向くとの見立てだ。

景気回復が重要であることは間違いない。だが、それがすべてというわけではないだろう。
民主党に人気がない理由は、経済情勢に対する不満だけではない。多くの民主党議員は、
医療保険改革法案が議会で可決されて世論が落ち着きを取り戻せば、この改革は再び支持を
得られると期待していた。しかし今のところ、その兆しは全く見えない。オバマ大統領が
法案に署名した時には支持率が上昇したが、すぐに低下してしまった。また最近の世論調査に
よれば、医療保険改革に対する国民の反対姿勢は強まっている。かつては大半の有権者が
この包括的な改革を支持していたが、今ではほぼ60％が改革の全面撤回を支持しているという。
国民の間には、新しい法律のために医療保険の保険料がさらに高くなるとか、増税もなされて
政府が大きくなりすぎるといったイメージがまだ残っている。議員との裏取引によって成立した
法律だという印象も払拭されていない。

また、この改革の実行は決して易しいものではないだろう。仕組みは恐ろしく複雑で、州政府に
かかる財政面や事務面での負担は耐え難いほど重い。もし民主党が、改革の厄介な部分はこれで
終わったと思っているとしたら、それは大変な勘違いだ。

■有権者が憂う公的債務と将来の増税
さらに重要なことに、医療保険改革への人々の反対姿勢は、オバマ氏のもっと大きなアプローチに
対する懐疑的な見方と深く結びついている。つまり有権者は、公的債務の規模と将来の増税の可能性を
懸念しているのだ。それも当然である。有権者は既に、中間層の税は「1セントたりとも」増えない
という選挙公約をオバマ氏が修正しつつあることに気づいている。大統領はこの公約の対象を所得税に
限定し始めており、ほかの種類の税金については増税の可能性が高まっている。先週行われた
インタビューでも、大統領は付加価値税の導入を完全否定しなかった。【続く】

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【続き】
筆者が以前主張したように、米国は付加価値税を導入した方がよい。しかし控えめに言っても、これは
政治的にかなり難しい課題である。民主党はこれまで、幅広い層の負担を増やす増税は不要だと
主張してきた。中間層は既に税金を払いすぎているとも論じてきた。オバマ氏も、自身が推進する
野心的な改革の費用は将来の支出減によって回収できるし、それができないものについては富裕層の
一部に負担してもらうと公約している。民主党がこうした約束を破れば（いずれ破ることになる）、
国民は怒るだろう。

■国を左傾化させたら当然こうなる
また、こうした議論の先には、さらに根源的な疑問が控えている。従来よりも恒久的に高水準になる
政府支出と、従来よりも恒久的に大きくなる税負担をオバマ氏は米国に受け入れさせることができるのか、
という疑問だ。オバマ氏はまだ有権者にこの選択肢を提示していないが、事態がどの方向に向かいつつ
あるかは有権者にも分かる。大統領は当初から、この国をやや左方向に傾ける気だった。結局のところ、
国を左傾化させるとは、こういうことなのである。

オバマ大統領は大変な難題を抱えている。また民主党は「ティーパーティー運動」を馬鹿にしているが、
これは大きな間違いである。この運動の参加者たちの好みは、今日の米国で広く受け入れられている。
最近実施されたある世論調査によれば、税制と政府支出については、ティーパーティー運動の主張の方が
オバマ氏のそれよりも賛成票を多く集めている。独立系の有権者の間では、そのような立場への支持が
特に強くなっている。米国における「良い政府」の考え方と民主党とは根本的なところで相容れないと、
大部分の米国人は見なしているのである。

では、オバマ政権は悲惨な最期を迎えるしかないのだろうか。実は、そうとは限らない。世論は変わる
可能性があるし、もし変わらなければ大統領自身が変わる可能性もあるからだ。【続く】

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【続き】
■民主党の大敗、大統領の勝利というシナリオ
例えば、11月の中間選挙で民主党が大敗したら、ビル・クリントン大統領が1994年の民主党大敗後に
そうしたように、オバマ氏は政策を穏健な方向に修正することを余儀なくされるだろう。医療保険改革は
同氏の歴史的な偉業として残る。その後、オバマ氏は2012年の大統領選挙に向けて財政を保守的に運用し、
各種の政策も国民の主張に沿ったものに変えていく可能性がある。残りの仕事は、景気回復が片づけて
くれるかもしれない。

もしそのようなことになったら、オバマ氏は、民主党をおとなしくさせるという仕事（自らがずっと
避けてきた仕事）を有権者にやってもらったことになる。つまり民主党は2010年の選挙で完敗し、
オバマ氏は2012年の選挙で勝利するというわけだ。ホワイトハウスにしてみれば、これはそれほど
悪い話ではあるまい。　　　By Clive Crook

JBpress　http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3344

ティーパーティとか言う日本のネトウヨそっくりの人たちがネガティブキャンペーンを
展開してるそうだね。
その主張や行動はネトウヨそっくりでビックリするよ。

驚いてるだけじゃどうにもならんと思うけどな
政府支持するなら明確に説得活動すりゃいい
支持の中身に対する説得力がまるでないのはこうなるのは当たり前だ

経済回復してないだろ

まあ人気ありすぎると任期を全うできなくなっちゃうからね。

WASPじゃない米大統領で任期を全うできた人はこの世に存在しないのだから･･･。

>>5
ネトウヨとティーパーティーの一番大きな違いは税金だよ
彼らは減税を要求してる
自民が真似したくても出来ない理由がここにある

>>5
ティーパーティーは歴史ある思想だ

ヨーロッパではティーパーティーでないかわりに、似たものでアグラリアニズムがある
私的コミュニティによる相互扶助を基本とし国家の介入を嫌がる自由主義
これは絶対主義国家や国民国家の成立の過程で国家の支配層による介入に悩まされた農民の、
自らの自治による社会形成運動である
都市型自由主義政党のほかにアグラリアン自由主義政党が多くの欧州諸国にあるのは、そのため

ティーパーティーは植民地の小ブルジョワたちによるイギリス支配への自治権運動がもととなり、
自由主義の種類に関しては欧州のアグラリアニズムと同様、
キリスト教社会の私的相互主義を基礎としてその上に自由を享受するというもの

この私的相互主義については日本ではほとんど触れられていない
日本人が情弱すぎだという証拠

>>10
P&G本社の　シンシナティー　紳士なティー　はどうなるのって

ライト兄弟のもより道

これをやろうとしたのが小泉竹中路線だけど
この路線の問題点は>>10に行き付くんだろうな
日本は相互扶助の宗教的基盤がないからな
まさかヤクザの炊き出しに頼るわけにもいかないしね
司馬遼太郎は、互恵的な社会基盤がないから、
日本はお上がしっかりしなきゃいけないというようなことを言ってたな

>>12
なにをいっても映画の宣伝

日本の場合、大和朝廷やら蝦夷地やら、天皇もどきが多数あったのを
現在の天皇家がそれを討ち滅ぼして（歴史が正しければ）統一していった
ことになってるので、そもそも歴史として地方分権なんぞできない仕組みが
民意にあるだけの話

んで、右にいけばいくほど、そういう認識がふかまって天皇家って嘘やん
ってことになるから立ち止まることも必要という話

そもそも、公務員なんて民間の仕事をとりあげて飯の種にしてふんぞりかえって
しまいには中国韓国に経済敵に横流しして、しまいにはあっちのほうが仁義を
きってしまうという無茶苦茶な統治体制、これは地方に限る

>>12
この手のティーパーティー的ないしアグラリアン的な自由主義は日本の文化にはそぐわない
なぜなら宗教に基づいて家族やコミュニティーがしっかりとできている欧米白人社会と、
そういうものが希薄になって個々人分断されている日本社会は、まったく違うからだ

自由主義社会のサバンナで戦って敗れても戻る場所があるのが欧米白人の自由主義社会
個々人が社会から戻るところがなくなってしまったのが現代の日本社会
と、宮台真司先生が先週の金曜の荒川強啓のラジオ番組で言ってた
こういった社会学的な観察はあの先生はさすが
あの先生はいつも口からでまかせ言ってるわけでもない

オバマがポーズだけの金融規制してる間は見せかけの成長だけするだろ
日本でもそうだったように、庶民の暮らしはどんどん悪化しているのに
株価と大企業だけが羽振りのいい好景気な
但し、
日本人は耐えたけど、アメリカ人がそれに耐えるのかなあ

>>14
ネトウヨとティーパーティは、お手軽なネットでしか行動しないのと
実際に集会するのとで大きく違うwwww

>>15
共和党政権にかわることがあったら、絶対イランと戦争になる
みえみえ、我慢するはずがない

創価学会のハイテク兵器を使用したテロ「集団ストーカー」の告発

※電磁波、BMI兵器による被害詳細と技術解説、ガスライティング被害と手法の詳細解説記事まとめ
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1268787897/658

（ブログURL妨害で貼れません）

◆集団ストーカー犯罪を追及するスレッド34
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/soc/1271504098/

これはクラウゼヴィッツが提唱した「見せしめ」という大戦略です。

JAPは糞以下

PHSでビッチだとよ、言うもんだぜ
規格もできてねえくせに

>>14
＞宮台真司先生が先週の金曜の荒川強啓のラジオ番組で言ってた

この人いつも後出しジャンケンだからなぁ
そんなこと知ってましたってシラッと言うんだわ

日本は団塊世代が村から離れて集団就職するときに、企業が村代わりになった。
これで妻と子供が社会から分断された。とくに子供は完全に分断されたので
結果、ニートやひきこもりとして個々の家庭が背負うことになった。

団塊ジュニアのフリーターやニートをかかえた団塊世代が要介護したときに、
個々に分断された各家庭は破綻する。これが大規模に起こるのが2020年代。
そのときの社会の空気は殺伐どころではなくなる。

>>21
ラジオで宮台先生の話を聴いて、
２ｃｈで俺の書き込みを読めば、間違いはないから

団塊が要介護になるのを待つまでもなく、すでに貧乏な家庭、
暴力的なひきこもりを抱えた家庭では、破滅があきらかになってきてるなw

ただ、まだ破滅のニュースは散発的だ。2020年代は、この手の破滅が一斉に
起こるからすごいんだ。派遣切りだって一斉におきれば社会風潮を作る。

没落する日本に指をくわえてられない若い世代はネットや携帯を通じて
思想や世代で集合し、政治的になっていくだろう。氷河期世代のサブカルは
ひきこもりサブカル。いまのサブカルはリア充サブカルだ。
サブカルの制作費がなくなっていけば、政治運動は祭りになり、リア充サブカルは
用意にティーパーティのような運動へと発展していけるだろう。

ティーパーティはプチブルが、俺たち富裕層が好き勝手に
できる社会が欲しい、という事で作られた集団ってことか。

>>26
基本的に、頭がよくないと政治運動なんて指導できないからな。
貴族の取立てに反発したプチブルが頭の弱い大衆の耳に心地のよい
理想や思想を吐いて扇動してるだけだろう。ようするに、シノギ争いか。
アッパークラスとミドルクラスの利権争いのために、両陣営がウソを
撒き散らす。それで、お互いが大衆をとりこもうとしてるだけだろう。

雇用なき経済回復

>>27
大衆にとってはどっちも不要ってことかｗ

ノンワーキングリッチは権力と絡んでるからもうどうにもならない。
ノンワーキングリッチはサヨの社会だろうがウヨの社会だろうが人間が
集団をつくる以上絶対に発生する。だが、サヨの失敗により、当分
ノンワーキングリッチをコントロールする思想は流行らないだろう。

そうすると、低収入とミドルクラスが対立することになる。なまけものの低収入の
ために増税されるなんてごめんだと、いままで政治的運動を控えてたミドルクラスが
お茶会を開いて政治的になっていく。

ID:DLmlSprOは釣りだろ？ｗ

宮台真司（笑）

>>24
警察の勝手な推測
検察の適当なお題目

まるで坊主相手に問答してるような気分ですね

エリートの2ちゃんねらなら、別に将来の心配なんて要らない。
国外移住も含めてちゃんと今から手をうってあるはずだから。
日本は没落なんかしない。本来この島国が持つべき実力にもどっていってるだけだよw
右肩あがりを当て込んだ社会制度がアダとなって、しばらくは、実力以上に落ち込むだろうけどなww
たとえば職をえらんで働かないクソニートどもは、親の要介護化とともに生活が破綻するだろうが
甘やかすことができたのは、日本が実力以上にリッチな生活をしてたから。

婚活して1000万以上じゃないと嫌だとかぬかしてる連中と同じだ。
自分の実力以上の待遇を当然だと思い込み、それが無理だとわかってきて
ヒステリックになってるやつが多いのが今の日本だよ。

>>33
三菱のれんちゅうはいつも　これ　だ
最後居眠り運転で、土手にでもつっこませようとしているね
まあ、オタク韓国人だろけどね、和田の馬鹿

>>7
景気回復を既定事項にしたいって意図を感じて白々しい感じする。
しいて言えば景気の下げ止まり。

中間選挙で民主党が大敗したら、オバマケア政策の予算が成立しないんじゃ？