【コラム】レイオフの導入で企業も個人も再出発しよう [10/04/21]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★
 シリコンバレーから本社に出張する社員の多くは、会社の先行きに強い不安感と焦燥感を
抱いて帰ってくる。

 シリコンバレーであるから圧倒的にエレクトロニクス業界の社員が多い。どこの会社も
経費削減はぎりぎりのところまでやっている。それでも利益が出ない。このまま行くと会社
がどうなってしまうのか。かといって個人ではどうしようもできない。何とも言えない虚し
さが漂うという。

 なぜこうなってしまったのか? それは日本の伝統的な経営方式がグローバル化に対応
できずに、壁にぶつかっているからではないだろうか。

 それだけではない。今まで環境の変化に応じた自己変革を怠ってきた結果、新しい成長
戦略も見いだせず、ただズルズルと自己資本を食いつぶす危険な経営方式になっているよう
に思う。それにも拘わらず多くの日本の大企業では、従来手法で業績の回復を図れると信じ
ている。だが、本当にうまく行くのだろうか。

 かつて日本的経営が絶賛されたことがある。70年代にハーバード大学教授であったエズラ
・ボーゲルは書籍「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を書き、日本的経営を褒めあげた。
当時米国系コンサルティング会社の社長であったアベグレン氏も同様に褒めあげた。この
時期は日本企業が世界に躍進し、米国企業を苦しませた時期であった。米国人が競争相手の
日本企業を褒めあげたのである。

 だがMITのある教授は当時からこれに異論を唱えていた。「日本的な経営モデルが持続可能
なのは、経済が右上がりの時だけである」と見透かしていた。企業が拡大を続けなければ、
終身雇用を前提に雇用した社員を養えない。年功序列もいったん経済が右下がりに転じると
、運用が難しくなる制度でもあった。今まさにそういう事態が起きている。

 80年代の後半に日本企業に負け続けた米国企業が採った対応策は、成功した日本的モデル
を真似することではなかった。むしろ逆方向の施策だった。それはレイオフの導入だった。

 レイオフが導入される以前のアメリカ企業では本人が転職を希望しない限り、リタイア
するまで同一企業に働き続けるのはそんなに珍しいことではなかった。事実、筆者の周り
にはリタイアまで同じ企業に勤めあげたアメリカ人が何人もいる。

 だが、これは終身雇用ではない。雇用は個人と会社との間の契約である。契約が毎年更新
されてきたということである。定期昇給がないこの国では、契約更改時に給料を下げられ
ることもある。日本では年齢を考慮して賃金体系を決めるが、この国にはそういった慣行
はない。出世をしないとどんどん置いてきぼりを食らう。年齢はマイナス要因である。

ソース:ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/7946
2@@@ハリケーン@@@φ ★:2010/04/24(土) 12:36:41 ID:???
>>1のつづき

■約1年の間に35万人がレイオフされた米IT業界

 レイオフが導入された当初は、後日再雇用されることが約束されていたと聞いているが、
現在ではそういうことはない。以前には勤務年数が短いほうからレイオフされたが、現在
ではそういうこともない。企業側の都合だけでレイオフが頻繁に行われるように変わった
のである。それが部門全体のレイオフのこともあるし、個人のレイオフのこともある。

 生産拠点を他国や他の地域に移すのは旧生産拠点で働いていた人員の立派なレイオフ理由
になる。業務を他社にアウトソーシングして当該部門全体を廃止するのも立派なレイオフ
理由である。

 個人のレイオフは企業の業績が悪化してくるときに起きやすい。企業が年度初めに経営
計画を立てるときに、全社レベルで人員を一定比率削減することがある。その場合には「貴方
は今年度の経営計画の人員に含まれていない」ことを理由にして特定の個人をレイオフする。
人員に含めるか否かの判断は部門長が下す。その人の能力が低いだとか、会社への貢献度が
少ないといった理由ではレイオフしない。少なくとも表向きは。

 2008年8月27日から2009年11月20日までにIT業界でレイオフされた人数は35万人に上ると
いう。シリコンバレーにあるTechCrunchという企業が調査している。35万人と言う数字は
マイクロソフト、インテル、オラクル、デルの国内従業員数を合計した人数より多い。日本
に当てはめると、日立製作所の従業員数よりは少ないが、パナソニックよりは多い、大変な
人数である。

 35万人の中には、倒産したCircuit City(レイオフ人数34,000人)や、赤字企業モトロー
ラ(4,000人)、AMD(1,100人)でのレイオフも含まれるが、マイクロソフト(5,000人)、
インテル(6,000人)でも実施している。高収益企業でも減益が見込まれると実施する。

 レイオフが個人にとって嫌な出来事であることはアメリカでも同じである。レイオフを
最初に経験した時には誰もがショックを受けるが、その後は慣れっこになってしまい、心理
的な負担感は少なくなるという。「生きていくことはこういうことだ」と現実を素直に受け
入れる。周りでレイオフされた人を筆者はたくさん知っているが、悲壮感はない。皆これを
機会に「骨休め」と「充電」をする。

 これを機に自分で事業を起こす人も多い。私のアメリカ人の友人は90年代前半にサラリー
マンを辞めて、自分で翻訳・通訳紹介業を始めた。今はビジネスが軌道に乗ってきたので、
日々の実務は奥さんに任せて、本人はサンフランシスコ州立大学の大学院で中近東の歴史を
学んでいる。彼はあと2−3年で70歳になるが生き生きとして生活している。レイオフの合間
にヨガのインストラクターの免許を取り、ヨガを教えながら次のベンチャー企業に勤めてい
る女性もいる。

 私の周りには米国企業に勤めていてレイオフになった日本人はたくさんいる。いま何を
しているのと聞くと「Holiday」と答える。日本の国立大学をでた半導体エンジニアの彼は
、コンサルティングで小銭を稼ぎながら次の就労の準備をしている。その表情には悲壮感は
まるでない。レイオフをされた人が、前の会社の同僚から声がかかって同僚が働く企業に
再就職するケースは多い。だから人間関係を普段から大切にする。個人の友情と企業とは
別なのである。
3@@@ハリケーン@@@φ ★:2010/04/24(土) 12:37:54 ID:???
>>2のつづき

 ヤフー社長の無能ぶりをフォークソングにしたScrew you Yahoo(ヤフーなんか死んじま
え)がユーチューブに掲載されて人気になった。「従業員は有能だが経営者が無能だから
こういうことになるのさ」と言った軽いノリの歌である。

 経費削減で万策尽きた企業はいずれレイオフをするようになるだろう。いまは国や企業が
レイオフの導入に及び腰になっているようであるが、その必要はないように思う。個人(特
に若い世代)は企業経営者が考える以上に柔軟に対応していくだろう。米国には401Kと呼ば
れる年金制度があり、転職しても年金はつながるようになっている。日本でも転職によって
不利益を蒙らないインフラの法整備は必要だろう。


■日本企業は今でも新卒者を終身雇用できると考えているのか

 こうした環境に身を置いていると、日本で毎年4月1日に繰り返される入社式には違和感を
覚える。米国の企業では各部門が必要に応じて中途採用をするから、全社統一の入社式は
あり得ない。アメリカ人は新卒を大量採用して手間をかけて教育をしていくのは非効率と
みる。中途採用者のほうがさまざまな経験を積んでいるので即戦力になる。そうでなければ
グローバル時代の競争に勝てないからである。

 日本の大企業の経営幹部はいまでも新卒を定年まで雇用維持できると考えているのだろう
か。日本では人件費は固定費である。次の表を見てみよう。日本企業はこの8年間に自己資本
を大きく減耗させている。

http://diamond.jp/mwimgs/9/d/503/img_9d8bfe58d7148370d2e2f5e3246d17e76114.gif

 これに対し、人件費を変動費にした米国企業は自己資本を増やしている。自己資本は増資
等の実施でも増減するので、利益の蓄積だけで増えているわけではないが。

http://diamond.jp/mwimgs/e/a/503/img_ea865f6dbdffc5cf9ba4d37c1d6be2637658.gif
4@@@ハリケーン@@@φ ★:2010/04/24(土) 12:38:51 ID:???
>>3のつづき

 レイオフをしないで済ませられるものなら、それが良いに決まっている。筆者でもそれは
わかっている。だが、この8年間の日本企業の自己資本の減耗は顕著である。これだけ体力を
落としたら、新たな投資もできないし、国際競争力を復活することすら難しくなる。その
上もし万一の事態が起これば、こうした企業に融資している銀行も体力を落とす。90年代
の「不毛10年」が再現しかねない。

 日本では「レイオフ」という言葉には非情な響きがある。レイオフは個人を犠牲にして
会社の利益を守る行為であることに変わりはない。だが、企業にとっては企業体力の回復を
図れるのみならず、新卒者と中途採用者とをミックスして使えば、戦力強化を図れ、元気を
取り戻せるのではないだろうか。

 もし将来辞めていった人材が独立して事業に成功したらアウトソーシング業者として使う
道もあるし、独自の技術を持ったベンチャーならば買収して内部に取り込むこともできよ
う。柔軟な雇用システムは、企業成長の選択肢を増やすことになるのではないだろうか。
なにもしないで企業再生支援機構のお世話になるよりも、ずっとマシなはずだ。

 レイオフされた個人は、初回はショックを感じるだろうが、そのうちに自分の人生を見つ
けるようになろう。これはシリコンバレーの友人達が教えてくれている。企業に酷使されて
過労死する悲劇もなくなる。レイオフされたら自分に投資をするのだ。自分のスキルでこれ
からの人生を逞しく生きるのだ。レイオフを導入することで企業も個人も選択の幅が広がる
ように思うのだが。

-以上-
5名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:44:28 ID:lgddjvQe
まず自分をレイオフしてみればw
6名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:45:39 ID:aG9LQ58Q
>>1
安藤茂彌の個人記事だってポイントを省略するなよ
7名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:47:15 ID:PdxGbJ0d
終身雇用制を維持する為に奴隷的な非正規労働者を生み出したわけよ。

8名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:48:37 ID:d63y+qzn
グローバルスタンダード厨ってまだ生きてたんだw
9名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:51:14 ID:PdxGbJ0d
拡大しない終身雇用制って組織を弱体化させるだけだろうな。
10名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:51:29 ID:SVwcRpje
>>5
言ったね
11名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:51:38 ID:bjf1pflm
>>7
だよね。

自社の家族経営のために下請けと派遣を奴隷にしているのが
日本の企業。

別に正義でもなんでもない。
12名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:51:53 ID:BvbdEipo
リストラをレイオフと言い換えよう運動か
13名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:52:22 ID:SVwcRpje
日本じゃ、クビキリって言う。

人殺しだから、重大犯罪です。
14名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:53:02 ID:o8rWUqE0
どっちにしろ働く場所がないんだから、若いやつを一から
奴隷として鍛えたほうが安いと考える企業が多いだけだろ。

そして新卒もそれを望んでいる、何か問題があるのか?
15名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:53:33 ID:75BlDG4j
日本は日本
アメリカは手本にも見本にもなりやしない。
そんなこたぁもわからねぇのか(勝海舟)
16名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:54:05 ID:d63y+qzn
この人の中では「シリコンバレー = アメリカ」なんだな。
17名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:54:20 ID:jue23EBP
レイオフは不景気な時に切るけど景気がよくなって募集かける時は
優先的にレイオフで切った人を雇用するってシステムなんだけど
リストラして景気よくなったら新卒しか取らない日本に導入しても>>1みたいな事にならないよ?
18名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:54:39 ID:Gg9XI0eF BE:468672236-2BP(1029)
よどんだ水は腐る
19名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:55:15 ID:AnAna8zl
いまの日本が必要としているのは、雇用の流動化。
とくに大企業では、つまらない、自分に合っていないと、
思いながらも生活のために勤めている人が多い。

失業保険を充実するとかで、もっと色々な仕事に
チャレンジできるようにしたほうがええわ。
20名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:57:31 ID:jue23EBP
って書いてあったかwww
空を飛ばず陸を走る羽が無い乗り物だけど飛行機って呼ぶようなもんだなw
21名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 12:59:51 ID:Y1AU8Ni9
>>3
>アメリカ人は新卒を大量採用して手間をかけて教育をしていくのは非効率とみる。
>中途採用者のほうがさまざまな経験を積んでいるので即戦力になる。

全ての会社が教育を放棄したら中途採用者のレベルも新卒並になるぞ
22名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 13:00:16 ID:s7F5c1V9
これは真実です。キチガイ層化はオウム同様にポア思想を持ってます。詳しくはブログご覧下さい。
【ブログ】創価学会のハイテク兵器を使用したテロ「集団ストーカー」の告発
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1268787897/6

◆集団ストーカー犯罪を追及するスレッド34
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/soc/1271504098/

323 :幹部:2010/04/11(日) 08:38:01 ID:MwjXJzhj
ポルポトの娘ポルトフィーノが、我が組織に参加している。
彼女は、キミ達を虐殺したくてしょうがない様だ!

337 :名無しさんの主張 :2010/04/11(日) 13:00:24 ID:NSCzSgI8
(中略)この幹部とかいう工作員がポルポトを口にしてるが、ポルポトは毛沢東思想の文革に賛成してた連中。
そして、毛沢東思想はカルト宗教の根源で層化は毛沢東と金日成主体思想に影響を受けている。
集ストをやっているのは層化をコアに極左過激派や統一(こいつらも実は左翼)他カルト連合だ。
ユダヤ陰謀論吹いてる奴は間違いなく工作員。むしろ、犯人は反米、反イスラエルの極左暴力集団。

403 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/11(日) 00:19:39 ID:Z9nRUi/c
層化のやってることと文革の共通点、そして、層化のトップと毛沢東は座右の書が同じ。
「三国志演義」「水滸伝」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オウムは毛沢東主義に反日亡国論を混ぜたカルト。実は極左暴力集団だった。
オウムの裏に層化がいたのは事実。どちらも同じ根源を持っている。
毛沢東思想は先進各国の宗教と融合しカルト宗教を生み出した。そして、その
カルトの目的は各国で信者にテロを起こさせること。層化が集スト、電磁波犯罪を
やってるのは純粋な無差別テロのためだ。更に深刻なのは「反日亡国論」読めばわかる通り
このテロが「日本人自身の手による民族浄化」を目的としていること。 (これマジですよ)

★毛沢東思想
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E6%B2%A2%E6%9D%B1%E4%B8%BB%E7%BE%A9
★反日亡国論
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E6%97%A5%E4%BA%A1%E5%9B%BD%E8%AB%96
23名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 13:15:02 ID:HDNlXxnT
筆者はアメリカ脳
24名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 13:15:36 ID:zvgTZoqe
>>7
これが正解
25名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 13:23:58 ID:K84WXEYn
専門技術や起業精神に富んだ人はレイオフでも何でもいいよ
大多数の一般兵卒はどうすんの?
そういう奴等をうまく使うのが日本ではなかったのか?
海外に向けて商品売るなら日本の一般市民なぞ切り捨てでもいいのだろうけどさ
そういうとこで欧米と勝負しても日本に勝ち目があるとは思えない
26名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 13:39:05 ID:hvqzx4VK
えっ?
日本ではリストラという名で首切りしているけど
それと違うの?
27名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 13:43:35 ID:jBnGTbLw
>>26
一時解雇
あるいは、業績が回復したら最優先で雇用するという形態
28(,,゚д゚)さん 頭スカスカ:2010/04/24(土) 15:19:23 ID:0wktbHqy
日本でそんなことやられたら、国内難民が発生して
暴動が起きるぞ。 企業は焼き討ちだ

アメの場合はセーフィティネットも充実してるから、
ここ1,2年の不況で失業率増えても悲惨な路上生活者が
増えたりしなかった
29名刺は切らしておりまして:2010/04/24(土) 16:52:54 ID:aACumc5N
>>28
アチラはアチラでまたいろいろ貧困問題の表面かが
著しいらしいが・・・
30名刺は切らしておりまして
まず糞高い住居費と税金をなんとかしろ。

正社員のレイオフばかりを声高に訴えて、
日本の富の大部分を食いつぶしている公務員はそのままなんて到底納得できない。

そいつらを養う税金と住居費のために、解雇されたら速攻で貯金が底を突いて自殺するしかなくなる。
まず、そっちを何とかしろよ。