川崎汽船が15%を出資しているフレックスLNG(英領バージン諸島)は、東南アジアの国営石油開発グループが計画
している洋上LNG(液化天然ガス)プロジェクトで、施設運営の優先交渉権を獲得した。
豪州とインドネシアの間に広がるティモール海でのプロジェクトで、洋上LNG生産船を使って天然ガスの採掘から液化までを
行う。採掘開始は2014年を予定。
川崎汽船はフレックスLNGによる優先交渉権獲得を受け、ガス田への採掘設備の運搬やLNG船での輸送業務の受注を
目指す。
国営石油開発グループの社名は明らかにしていないが、タイ石油開発公社(PTT)と見られる。
一般的に天然ガスは陸上施設で液化するが、パイプラインや港湾設備への高額な投資を敬遠し、中小ガス田の多くの新規
プロジェクトが遅れている。
▽ソース:日刊工業新聞 (2010/04/21)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120100421cean.html