【空調】東洋熱工業、水・空気直接接触空調に殺菌効果付加…10年度中にシリーズ化 [10/04/16]

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1依頼77-156下@備餡子φ ★
 東洋熱工業は、水と空気を直接接触させて熱交換を行う「ウエットエアー空調システム」に殺菌装置を付加した「カルネア」を
開発した。これまで主に低温・高湿度の倉庫向けや工場の外気処理機(冷暖房)に展開していたが、空気の清浄効果を高めた
ことで、一般業務ビルや病院、製薬など新たな販路を開拓していく考え。
本年度中に空調機・外気処理機のシリーズ化を図り、年間50〜100台の売り上げを目指す。

 ウエットエアー空調システムは、立体的なネット状の充てん材に冷温水を散水し、取り込んだ空気をこれに通すことで
熱交換や加湿・除湿を行うシステム。一般的な空調システムでは、触媒が流れる金属コイルを空気に触れさせて熱交換を行うが
ウエットエアー空調システムは直接水と触れさせるために熱交換率が高く、空気中の粉じんなどの除去も可能。
フィルターを使わなくても中性能フィルターと同等の除じん効果が得られるため、フィルター交換などメンテナンスコストを
6割削減できる。

 新開発のカルネアは、この散水タンク内に殺菌装置を付加したもの。熱触媒用の水道水に含まれている塩化物イオンを
電気分解し有効塩素を発生させるため、薬剤を使わず安全な殺菌ができる。散水タンク内の細菌数を1万分の1以下に
減少させ、空気中の浮遊細菌数も空調機を通過する間に8割以上減少させることができる。

1時間に10回換気した場合、30分程度で浮遊細菌残存率は100分の1になるという。
また、従来の空調システムでは、冬季に室内の湿度が不足しがちだが、ウエットエアーシステムでは熱交換と同時に加湿でき
短時間で十分な湿度が得られる。また、夏場は冷水と取り込んだ暖かい空気の温度差によって除湿する。

 気化熱を生かした中間期の冷風扇と冬季のフリークーリングを行えば年間約2割省エネが可能。
空調吹き出し口と室内温度差の大きい大温度差空調が簡単に行えるため、搬送動力を約4割削減できる。
また、効率的な加湿ができるため加湿のための水使用量を約8割減らせる。
従来方式の空調に比べてイニシャルコストは2割ほど増加するが、省エネ性・省メンテナンス性などでランニングコストが
約2割抑制できるため、導入費用は約3年で回収できる。

▽ソース:日刊建設工業新聞 (2010/04/16)
http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201004160201001
2名刺は切らしておりまして:2010/04/17(土) 02:59:34 ID:jIED4S5T
一部の空気清浄機に採用されてるヤツか
3名刺は切らしておりまして
聖教新聞にいつも広告出してるところか