大気社は14日、成長戦略の一つとして掲げているグローバル経済への取り組みの一環として、ロシアでの本格展開を
開始すると発表した。
このほど、PSAプジョー・シトロエンと三菱自動車の合弁会社「LLC 『PCMA Rus』」からロシア連邦での新塗装設備工事を
受注し、その対応拠点としてロシア・カルーガ市に現地法人を設立した。
ロシアでは日系、欧米系自動車メーカーの進出が相次いでおり、同社は今後もロシア市場での事業拡大を進めていく考えだ。
今回受注したプロジェクトは、PCMA Rusが建設するスポーツ多目的車(SUV)や乗用車を生産する工場の新塗装設備一式。
モスクワの南西に位置するカルーガ市で建設が進んでおり、12年の稼働が予定されている。
大気社は、積極的な海外展開を進める中で、海外拠点の「現地化」を推進しており、今回もプロジェクトの受注を機にカルーガ市に
「『Taikisha(R)』 LLC」を昨年12月に設立した。出資金は16・5百万ルーブルで、大気社が100%出資している。
現地スタッフは3人。塗装プラントをはじめ、環境保全設備、空調・衛生設備などの設計・施工・据え付け、試運転調整や付随した
建築・土木工事を手がけていく計画だ。
同社は今後も、アジアや新興国など成長が見込まれるエリアを中心に積極的な海外展開を進める。
▽ソース:日刊建設工業新聞 (2010/04/15)
http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201004150203001