カナエ技研(大阪府枚方市、竹内順一社長、072・897・3010)は、低価格で操作が容易な工具再研磨装置を開発した。
6月から市場投入する計画で、これに合わせて新たに販売代理店を募り、アジア市場の開拓を目指す。価格は200万円程度。
アジアの新興国では日本製工具が広く普及しているが、再研磨して使っている例は少なく、潜在需要は多いとみている。
まず月5台ペースの出荷を見込む。
開発した再研磨装置は回転工具のドリル、エンドミル、タップ、リーマの4種に使える。
市場で普及している標準的な工具の刃形をあらかじめ登録設定してあり、ディスプレー画面上の絵文字(アイコン)から選んで
刃の径を入力すると再研磨加工を始める。
横幅が590ミリ、奥行き720ミリ、高さ390ミリメートルとコンパクトで、一般の機械加工工場で作業者の最寄りの作業台などに
置いて使えるようにした。
▽ソース:日刊工業新聞 (2010/04/14)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620100414hhaj.html