NTNは電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の駆動モーター、電動パワーステアリング用モーターなどに
使う「磁気式角度センサー」を開発した。
回転軸の回転角度を磁気エンコーダーを一体化した軸受と、磁気センサーで高精度に検出する。一般的な
角度センサーのレゾルバーと比べ、検出精度は同等な一方、設置スペースが約半分とコンパクトなのが特徴。
同社は2012年度をめどに商品化を目指す。
同社が開発した製品は、軸受側面から軸方向に8ミリメートル以下の幅で角度センサー全体が収まる。
角度検出精度はプラスマイナス0・4度以下。毎分1万5000回転に対応し、高速回転するEV用駆動モーターに
活用できる。このほか、建設機械やロボットなど産業機器用のモーターでも利用できる。
同社のリング状の磁気エンコーダーを軸受側面に取り付け、磁気センサーと組み合わせて回転速度を測る
センサー付き車軸用軸受を応用。
▽ソース:日刊工業新聞 (2010/04/13)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100413beak.html