【経済政策】「鳩山政権は経済が分からない」--斉藤惇東証社長にインタビュー(週刊現代) [04/13]

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9名刺は切らしておりまして
>■結局、日本と日本経済はこの先、どうなっていくのでしょうか。
>
>自民党に愛想を尽かし、民主党も期待外れとなると、日本全体がポカンと空いた真空状態の
>ようになる可能性があります。問題は、そういう状態のときに「ここは、おれが腹を切って
>でも」というような個性的で強引な人物が出てくると、国民から歓呼の声があがりかね
>ないことです。
>
>私はこういうポピュリズムが非常に怖いと思いますね。国民にインテリジェンスがなければ
>かえっていいんですが、インテリジェンスが渇いた状態におかれると、そういうものに
>飛びつく危険性がある。私はそれをちょっと危惧しますね。
>
>■かつてのヒトラー率いたナチスの国家社会主義みたいな。
>
>ナチスは極端ですが、たとえばいまの中国を見ても、統制経済というのは、一見すごく強く
>見えるんです。強く見えるだけでなく、統制的、計画的に進むから、すっきりきれいに見える。
>このきれいという感覚が私は怖いんです。
>
>中国とくらべると、いまのアメリカ経済は頼りなく見える。実際、いろんなスキャンダルや
>ゴタゴタもありますしね。けれども、やはりアメリカの持つ底力とか柔軟性はすごいわけ
>です。ただ、そういう部分がきれいな形では見えにくいということですね。
>
>■なるほど、人はすっきりわかりやすいものに引き寄せられやすいと。
>
>日本人が大好きな坂本龍馬だって、実際はあっちへ行ったりこっちに行ったり、けっこう
>フラフラしていますしね(笑)。
>
>一見、頼りなげだけども、しなやかな柳は強風にも倒れない。いくら大木でも、台風でポキン
>と折れたら国民は悲惨ですよ。ですから、あまりきれいにみえる政党や政策は要注意で
>あると私は思っています。


政治に無気力になった国民の話ですかさずそうやって政権を取ったヒトラーを持ち出す記者も、
その流れで、すっきりよりもゴタゴタが良いと断言する東証社長も、
たいしたもんだ。
今回のインタビューはとても良い。
天才経済学者の俺が褒めてやる。