和洋菓子などの製造販売を手がける株式会社シャトレーゼ(山梨県甲府市)は、
来年9月末までに九州と山口県に菓子店20店舗の出店を計画している。
同社は12月3日現在、全国に436店舗展開しており「生クリーム大福」に代表される
和洋菓子などを販売する菓子メーカー。九州からの出店要望が多かったことから9月、
福岡市博多区那珂5丁目の福岡ケータリングサービス株式会社工場跡を取得し進出したもの。
福岡工場は山梨県、北海道に次ぎ全国5カ所目。出店は主にFC店舗で、九州北部地区と
山口県の一部を中心に出店し、順次他の九州各県へも展開していくという。
11月4日に九州1号店を佐賀県鳥栖市、11月18日に前原市波多江駅北1丁目、
同月25日に筑紫野市二日市北3丁目に直営店を相次ぎオープンした。
シャトレーゼ工場直売店前原波多江駅北店は場所がJR筑肥線波多江駅北西側。
敷地面積が約900平方m、店舗面積が約180平方mで、駐車場は13台収容。
同二日市店は場所が福岡経済大学西側。敷地面積が約700平方m、店舗面積が約180平方mで、
駐車場は8台収容。両店とも営業時間は午前9時から午後9時までで年中無休。スタッフ数は5人。
メニューはケーキ、和洋菓子、アイスクリームなど約200点をそろえる。平均客単価は約1200円を見込む。
福岡工場は、同市中央卸売市場青果市場東側。敷地面積は約950平方m、3階建て、延べ床面積は約2000平方m。
3階建てで1、2階が生産ライン、3階が原材料倉庫と事務所になっている。
生産品目は和洋生菓子で、初年度の生産高は20億円を見込む。スタッフは現地雇用した社員、
パート従業員の20人体制。別途本社から商品開発担当や洋菓子、和菓子職人らを派遣している。
人事総務部の馬場照之さんは「来年12月には創業55年を迎える。今後もより自然な素材で添加物を
極力使用しないお菓子づくりに取り組んでいく」と話している。
同社は1955年12月創業、64年2月設立。資本金7000万円。従業員1000人。
展開する店舗のうち9割がFC店舗。08年9月期売上高は417億円。
http://www.fukuoka-keizai.co.jp/content/asp/week/week.asp?PageID=3&Kkiji=2859&Knum=1&tpg=1