クラレは30日、独自に開発したアクリル系熱可塑性エラストマーの本格展開に乗り出すと発表した。
同社新潟事業所(新潟県胎内市)に約50億円を投資し、年間5000トンの量産設備を設置する。11年8月に
完工、同年9月から稼働を開始する予定。透明性、柔軟性、接着性などの特徴を生かし、粘着剤、フィルム・
導光部材、成形材料の3分野を対象に15年に売上高60億円、18年には100億円事業に育成する。クラレが、
スチレン系エラストマー「セプトン」やウレタン系エラストマー「クラミロン」などに続き、開発したアクリル系新規
エラストマーは、メチルメタクリレート(MMA)とブチルエステル(BA)のブロック共重合体。
▽ソース:化学工業日報 (2010/03/31)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201003/31/01402_2121.html