[ニューヨーク 31日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)が31日発表したデータによると、
2009年第4・四半期の世界の外貨準備に占める米ドルの比率が62.1%に上昇した。
世界全体の外貨準備高は、過去最高の約8兆1000億ドルに増加した。
IMFのデータは、世界の外貨準備のうち構成が明らかになっている約3分の2
(約4兆6000億ドル)をカバーしており、その2兆8000億ドルをドルが占めていることに
なる。第3・四半期のドルの比率は61.5%だった。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのグローバル為替戦略責任者、マーク・チャンドラー氏は、
2010年第1・四半期にユーロが対ドルで5.7%近く下落、ポンドも6.3%下落したことから、
第1・四半期のドルの比率は引き続き上昇するとの見方を示した。
IMFの推定によると、09年第4・四半期末時点の世界全体の外貨準備は約8兆1000億ドルで、
第3・四半期の7兆9000億ドルから増加した。
構成が明らかになっている世界の外貨準備のうち、ユーロの占める比率は第3・四半期の27.8%から
27.4%に低下、円は3.2%から3.0%に低下、ポンドは3.2%で変わらなかった。
新興国の外貨準備は総額5兆4000億ドルで、第3・四半期の5兆2000億ドルから増加した。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14624620100401 米国債の利率が......